年齢に合った積み木の遊ばせ方
年齢を重ねることで積み木の遊び方も変わってきます。お子さんの年齢に合った遊び方をすることで、想像力や思考力を身につけることができるでしょう。以下では、年齢別に積み木の遊ばせ方を見ていきましょう。
1歳未満
まだ自分で積み木を並べたりすることはできませんが、いろんな色や形の積み木を見れば興味を示すでしょう。実際に積み木に触れてみたり、ほかの人が積み木を積み上げている様子を見たり、その積み木を崩してみることで楽しく遊ぶことができます。
積み木に触れてみる
1歳未満のお子さんだと、手に持ったものはなんでも口に入れてしまいます。小さい積み木だと飲み込んでしまう危険があるので、口に入らない程度の大きい積み木を渡しましょう。また、舐めても大丈夫な安全性の高い材質を使っているかも確認しておきましょう。赤ちゃんは、積み木に触れることで握る練習になりますし、形や感触を知るきっかけにもなります。
親が積み木で遊ぶ姿を観察
赤ちゃんの前で積み木を積み上げてみましょう。「これからおうちを作るよ~」などと声掛けをしてから、実際におうちを作ってみてもいいでしょう。初めはぼーっと眺めていたり、積み木に興味を示さないかもしれません。しかし月日が経てば、親が積み木で作ったものをお子さんも作ろうとするでしょう。
積み木倒し
親が積み木を積み上げて、お子さんがそれを崩すという遊びです。崩したときの親の表情を見て、子供は喜ぶでしょう。積み木を崩すことで大きな音が出たり、積み木が散らばる姿がとても楽しく感じるのではないでしょうか。積み木倒しは、赤ちゃんにとってたくさんの経験が得られます。
1~2歳
1~2歳になると手先が器用になり、積み木の遊び方の幅も広がります。積み木を高く積み上げたり、見本と同じように作ることができるようになり、自分の思い描いたとおりに積み木を積み上げていくこともできます。
積み木を高く積む
積み木を高く積むことでバランス感覚や几帳面さを身につけることができ、どうすればもっと高く積み上げることができるか考えるため思考力も養われるでしょう。色や形を意識させて積み上げてみるのもいいでしょう。
見本と同じように作ってみる
例えば親御さんがおうちを作ってみせて、そのおうちとまったく同じおうちを子供に作ってもらいます。初めは難しいかもしれませんが、徐々に慣れてくるでしょう。見本と同じ形を作ることができたら、次のステップに進みます。
次のステップでは、親がお題を出してそれを積み木で表現させてみましょう。例えば親御さんが「車」と言ったら、子供が積み木で車を作るという感じです。
自由に遊ばせることが大切
1歳くらいになると、親の手を借りずに自分で好き勝手に積み木で遊ぶでしょう。親が「これは違う」「あれが違う」と口出しばかりしていると、子供の想像力があまり養われないかもしれません。作った積み木の見た目が少し悪くても、決して文句を言わないようにしましょう。子供を積み木で自由に遊ばせてあげることが大切です。
3歳以上
3歳以上になると、親がついていなくても自分で勝手に積み木で遊ぶようになるでしょう。1~2歳に比べ、積み木の遊び方もかなり変わってきます。
オリジナル作品を作る
3歳以上になると想像力が豊かになるので、いろんなものを作れるようになります。「家」「お城」「ロケット」「車」など、形を想像しながら作ることができます。積み木で作った家と人形を使ってごっこ遊びをする子もいるでしょう。子供の柔軟な発想でおもしろい作品を作ったりするので、完成したらびっくりするかもしれません。
積み木以外の遊びもできる
積み木をおままごとに使って遊ぶこともできるようになります。赤色の積み木はニンジン、黄色い積み木はバナナ、丸い積み木はフライパンというように、色や形で食べ物などに見立ててお店屋さんごっこをして遊ぶことができます。積み木でいろいろな遊びを楽しむことができるので、親御さんも一緒になって遊んであげるといいでしょう。
まとめ
積み木は0歳からでも楽しく遊ぶことができます。ただし、口に含んでも大丈夫なのかなどの安全面には十分気をつけましょう。また、お子さんの年齢に合わせた積み木の遊び方をすることで、想像力・思考力・表現力を身につけることができるでしょう。どの積み木にしようか悩んでいる方は、この記事を参考にしてお子さんに合った積み木を選んでください。
参考
つみき遊びはいつから?1歳の赤ちゃんのつみきの遊び方|chiik!
赤ちゃんの積み木はいつから?年齢別の遊び方と選び方は?|ままのて
積み木は賢い子どもを育てるのに最強のツールの一つだと思う。でも、その使い方を知っている人は少ない。。→もったいない!|「社会で活躍する子」を育てる幼児教育を楽しく研究&実践中♪