家庭教育とはなんのこと?文科省の内容や具体的な実践法をご紹介! - cocoiro(ココイロ)

子供にとって、基本的な生活習慣や倫理観、社会的マナーなど「生きる」上で必要になる多くのことを学ぶ場である家庭教育。そんな家庭教育について、詳しく知り、子供によりよい家庭環境を与えていきたいと考えているご家庭は多いのではないでしょうか? 実際に、家庭教育が教育の出発点と言われることも多く、子供にも多くの影響を与えるものとなっています。

今回は、そんな家庭教育の在り方や具体的な実践法についてご紹介していきます。家庭で、家庭教育について考え、実践する際の参考にしてください。

家庭教育の在り方

「家庭教育」といっても、その内容を具体的に想像できる方は、もしかしたら少ないかもしれません。ここからは、家庭教育の内容や在り方について詳しくご紹介します。

「生きる力」の土台をはぐくむ

1つ目は、「生きる力」の土台をはぐくむということ。「生きる力」とは、学校や社会など子供がこれからの人生を生きていく上で必要不可欠なものであり、生活習慣や頑張ること、自分以外の他者を思いやる気持ち、社会で必要なマナーなどのさまざまな「生きる」力のことをいいます。そんな「生きる力」の土台は、家庭教育ではぐくむことができ、生きる力」の基本的なことを子供に教えていく必要があると言えるでしょう。

家庭内での「ゆとり」と「潤い」が大切

2つ目は、家庭内での「ゆとり」と「潤い」が大切であるということ。家庭教育において、人に思いやりをもてるような「ゆとり」や人に優しくできるような「潤い」があることは、とても大切であると言われています。

最近では、共働き家庭が増加していることもあり、親は、なかなか家庭で「ゆとり」を感じることが少なくなっている時代でもあります。また、気持ちに余裕の持てないという親も多く、気持ちの面での「潤い」は、これからの家庭教育の課題であると言えるでしょう。

辛い時は周囲の人を頼るなど親は、できるだけ1人で抱え込まないことを心がけ、「ゆとり」と「潤い」を大切にした家庭教育を子供に実践していかなければなりません。

家庭でできる!子供の生きる力をはぐくむための実践法

考える力、ち思考力は、自分の力で考えるられるようになるために大切です。ここからは、家庭で思考力を育むための具体的な方法についてご紹介します。

多くの疑問を投げかける

日常的に、子供に多くの疑問を投げかけましょう。具体的には、子供が家庭内でお手伝いや遊び、勉強をしている時など何かをしているときに、「これは、どうしてこうなったの?」「これは、何でこうなると思う?」などと多くの疑問を投げかけていきます。親が子供にする質問は、どんな小さなことやささいなことでも構いません。親にとって小さなことだと感じることも子供にとっては、大きな学びになることも多くあります。そして、疑問を投げかけたら、子供の答えをじっくりと待ちましょう。

ここでポイントになるのが、子供の返答をせかしたり、子供の答えを否定しないということ。子供の返答をせかすことは、子供の創造力や思考力を妨げることに繋がりかねません。、また、子供の答えを否定することで、子供は、自分自身の考えを否定されたと落ち込むことも多くあります。

子供が考えている間は邪魔をせず、一生懸命に考えて出した子供の答えを受け止め、できるだけ褒めてあげるといいでしょう。

分かりやすい説明を心がける

子供に対して分かりやすい説明を心がけましょう。日常生活を送る中で子供には、あらゆるものが新鮮に映り、それらに「なぜ?」や「どうして?」という疑問を多く抱きます。そんな時、親は、子供の好奇心を失わないよう、分かりやすい説明を心がけていくことが大切です。

説明すること自体を面倒だと感じる人も中にはいるかもしれませんが、物事を順序良く説明していくことは、子供の理解力につながり、思考力をはぐくむことへとつながっていきます。親は、何か指示を出す時や質問された時などにできるだけ具体的で分かりやすい説明を子供にしていくことを心がけ、子供の思考力をはぐくんでいきまでしょう。

子供にたくさん話をさせる

子供にたくさん話させることは、子供に考え、説明する時間を多く与えることにつながります

具体的には、子供との会話の中で、できるだけ子供主体の元に会話が成り立つよう、親がする会話は少しに心がけ、子供の聞き役に徹していきます。そうすることで、子供は、自分自身の話を聞いてくれる親に一生懸命になって考え、話すでしょう。思考力をはぐくむことへとつながっていきます。

日常の中で楽しいことを多く経験させる

家庭内での遊びの実践法の1つ目に挙げられるのが、日常の中で楽しいことを多く経験するということ。日常の中にも、子供が楽しいと感じることはたくさんあります。そして、その楽しいと思うことをできるだけ多く経験していくことが大切です。

具体的には、料理や掃除などのお手伝いを積極的にしてもらう、家庭で子供と一緒にたくさん遊ぶなど、家庭内でのお手伝いや遊びをできるだけ子供と一緒に行い、日常の中での楽しい経験を増やしていくことなどが考えられます。そのような日常生活が、子供の好奇心をはぐくむことにつながり、子供のたくさんの笑顔を引き出すことができるでしょう。