子育てに関するおすすめの育児本11選!育児本の活用法を解説 - cocoiro(ココイロ) - Page 2

保護者への指南!しつけの育児本

親として愛する我が子に幸せになってほしいと願い、できる限りの教育を施そうと試みる方が多いのではないでしょうか。親の願いは家庭によって違います。子供へのしつけに悩む保護者を良い方向に導いてくれるであろう育児本をご紹介します。

どんな子供に育てたい?を叶える育児本

ソニーの上席常務として、多くのエリートたちの盛衰を見つめてきた天外伺朗氏の著書です。誰の目から見ても「良い子は非常に危うい」と警鐘を鳴らし、学歴社会は終わったと説きます。子供の秘めた力を引き出す、新しい教育のためのヒントが書かれた本です。

「どんな子供」に育てたいかという親の願いは他にもあります。具体例としては、

  • 一人でできる子
  • 心の強い子
  • 自立して学べる子
  • 幸せな人生を送る子
  • 賢い子

など、子供が幸せに過ごす指標はさまざまです。我が子に望む将来を思い描いてから本を選んでもいいでしょうし、さまざまな本を読んでから子供の将来を思い描くヒントにしてもいいでしょう。

性別に特化した育児本

男女差別がなくなりつつある現代ですが、やはり男の子と女の子の習性は違いますから、参考にできる育て方も異なります。

そこで、役に立つのが性別に特化した育児本です。ご紹介するのは、0~6歳の男女の基礎を作るための1冊です。20年間で12,000人の子供を見てきた竹内エリカ氏が、男の子と女の子のそれぞれの性別に合った育て方を教えてくれます。

話題の教育論を唱える育児本

近年特に話題の教育論に「モンテッソーリ教育」があります。才能開発教育研究財団である日本モンテッソーリ教育綜合研究所は、モンテッソーリ教育法の目的について次のように述べています。

モンテッソーリ教育は、医師であり教育家であったマリア・モンテッソーリ博士が考案した教育法です。

(中略)

モンテッソーリ教育の目的は、「自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間を育てる」ことです。

(引用元:モンテッソーリ教育について|日本モンテッソーリ教育綜合研究所

つまり、子供に内在する「自分を自ら育てる力」が発揮できる、整備された環境の中で子供たちの自発的な活動をサポートしていく教育をモンテッソーリ教育と定義しています。

この育児本は、モンテッソーリ教育の日本の第一人者である相良敦子氏が書き記ししたもので、子育てのポイントを親育てという視点から解説しています。

子供の成長に合わせた育児本

中学生になると子供は大人になる過程で思春期を迎えます。親として自身も経験したことから、思春期があることは分かっていても、子供の突然の変化に戸惑う人が多くいます、困惑する親に、どんな子供にも即効性のある思春期の処方せんとして書かれたのが本書です。著者の土井高徳氏は、福岡県北九州市の「土井ホーム」にやってきた子供の心の傷を癒やして社会へと自立させる活動をした人物で、数々の青少年の問題に関する論文を出しています。とても簡潔で読みやすいと評判の一冊です。

お父さんに向けた育児本

普段仕事で忙しく、子育てを母親に任せきりにしている父親へ向けた育児本です。著者の松井直輝氏は、国際TA(交流分析)協会公認の交流分析士(教育)准教授メンバー(教育)の 資格を1999年に日本人で初めて取得した方で、子育て支援団体の代表などで多岐にわたって活動されています。子供や母親がどんな気持ちで、なにを考えているのかを理解し支えることの大切さを解いており、週末だけではなく、少しでも良いから毎日育児に関わることの重要さに気づかせてくれる1冊です。

発達障害の子育てを指南する育児本

療育と福祉現場に携わる2人の著者が、発達障害の子供の自立を重視したトレーニングを具体的に紹介しています。発達障害の子供の困りごとを減らし自立して安全で快適に生活するための方法を、家庭で実践しやすいようにイラストで分かりやすく解説しています。発達障害について気にはなっていても、専門家に相談できない親御さんにもおすすめの1冊です。