【子供を束縛】親の「過干渉」がもたらす弊害や解決策を解説 - cocoiro(ココイロ) - Page 2

過干渉を脱する解決策とは

では、子供への過干渉を脱するためにはどういった子育てを心がければ良いのでしょうか。次で見ていきましょう。

子供の考えや意見を尊重する

まずは、子供の考えや意見を尊重することから始めましょう。「〇〇についてどう思う?」「どうしたい?」と、先に子供の意見を聞きます。その上で、「周りの子供からおもちゃをとってはいけない」「ボール遊びに夢中になって道路に飛び出さない」「学校の宿題を終えてから遊びに行く」など、危険行為や周囲への迷惑を防ぐために、おさえるべきポイントをおさえましょう。

そのほかの子供の付き合う友達や遊びの内容、服装などは、子供の自由に任せていいはずです。また、子供にとって親の承認は重要なものです。子供の考えや意見で良い点があれば、褒めてあげてください。そうすることで、子供は自分の考えや意見をより出しやすくなります。

周りの目を気にしない

過干渉な子育てをしてしまう親御さんは、自分自身もそういった子育てを受けてきた可能性があります。そういった方の持っている特徴の一つに、「周りの目を気にする」ということがあります。

学校の先生やご近所さん、ママ友、親戚から子供がどう見られるのかを気にするあまり、子供に対して過干渉になってしまうことも……。そういう方は、周りからの評価と子供自身の成長、どちらが大切なのかを考えた上で子育てをするといいかもしれません。周りが否定的な意見をするのであれば、時にはその言葉から子供を守ってあげることも親の役目となるでしょう。

見守り育児を心がける

親の気持ちとしては、なるべく子供に失敗してほしくはないでしょう。しかし、時には子供が失敗する、間違ったことをすると分かっていても行動させてみる場面も必要です。失敗を経験させることが、子供自身の成長につながります。失敗を経験していない子供は、挫折から立ち直る方法を知らないまま社会に出ることになりかねません。

しかし、失敗して怪我をしたり、周囲に迷惑をかけることがあってはなりません。失敗した際のフォローをするために、親には見守る姿勢が必要になるでしょう。子供に下駄をはかせて我が物顔で歩かせるのではなく、失敗を経験させながら、子供自身の成長につながる「見守り育児」を心がけましょう。

終わりに

今回は、子供への「過干渉」な教育がもたらす弊害、過保護と過干渉の違い、過干渉な親の共通項目、適切な子育ての方法などについて解説しました。親の子育て一つで、子供の成長の仕方は変わっていきます。自分自身の子育てを省みながら、どういった関わり方が子供にとってベストなのかを考えましょう。アプローチを少し変えるだけで、子供の反応も変わって子育てが楽になるかもしれません。

参考

「過干渉育児」の恐ろしい弊害 子育ては根気が一番|日経DUAL

知っておきたい「過保護」と「過干渉」の違い|Gymboree

過干渉はどこから?やり過ぎな親の行動10選|生活百科

過保護よりヤバい過干渉な親…危険ゾーンはどこから!?|CHANTO

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