子供の舌がいつもと違う?そのときに考えられる3つの病気と対処法!

インフルエンザと同じく学校で出席停止扱いになる溶連菌感染症やいろいろな原因が考えられる口内炎など、舌にシグナルが出る病気はたくさんあります。日々の生活で、食事をしたり水を飲んだりすれば舌に必ず触れます。だからこそ、適切な対処法でできるだけ早く治したいです。

今回の記事では、子供の舌に異変が現れる3つの病気とその対処法についてご紹介します。専門医の診断が大前提ですが、対処法を考える際の参考になれば幸いです。

子供の舌に異変があるときに考えられる病気と症状

子供の体は大人に比べて免疫力が弱く、さまざまなウイルスに感染して炎症を起こしやすいです。特に、舌は毛細血管が多く集まっており、外から食べ物や水などを体に取り入れる口にあります。そのため、体調の変化が敏感に現れる場所といわれています。舌がブツブツになるだけでなく、高熱や発疹を伴う場合もあります。まずは、3つの病気をご紹介します。

溶連菌感染症

溶連菌感染症は、のどに感染する病気です。主な症状としては、発熱、のどの痛み、腹痛、発疹、イチゴ舌、吐き気があります。イチゴ舌とは、舌の表面にイチゴの表面のようなブツブツができることを指します。人により、症状は異なりますが、多くは発熱やのどの痛みを訴え、全身の発疹やイチゴ舌が現れます。

潜伏期間は2~5日とされており、発熱が治まっても5~10日は薬を飲み続ける必要があります。2~10歳の子供に多い病気ですが、大人でもかかることがあり、繰り返し感染します。

また、溶連菌感染症の検査は非常に簡単で、のどの奧に綿棒を付けて検査すれば5~10分で結果が出ます。風邪と症状が同じ部分もあるので、溶連菌感染症と判断するには検査を受けることをおすすめします。

口内炎

口の中の病気でよく聞く口内炎は、大人も子供もかかる病気です。口内炎といっても、原因によってその症状はさまざまです。

ウイルス性口内炎であれば、口内炎に痛みを伴い、高熱を出します。口内炎は、小さな水疱がたくさんできます。同じウイルス性でも、口臭があるものや唾液量が増えるものなどがあります。

治療は、小児科や小児歯科で行うことができます。子供の様子がいつもと違うと思うようであれば、受診することをおすすめします。

川崎病

川崎病は、心筋梗塞を起こす可能性がある病気です。女の子よりも男の子がかかる割合が高く、1990年代後半から増加傾向にあり、2014年には1万5千人以上の患者が出ています。

乳幼児がかかる病気で、自然免疫系が過剰に活性化することで発熱、眼球の充血、イチゴ舌、発疹などの症状が現れます。過剰な免疫反応が引き金となり発病すると考えられています。一般的な治療法は、免疫製剤を投与することです。

病気の原因と対処法

ここまでご紹介した病気の原因と対処法を解説します。専門医療機関で診断を受けることを第一に考えて、参考知識としてご活用ください。

溶連菌感染症

学校保健安全法により、溶連菌感染症は「条件によっては出席停止の措置が必要な病気」とされています。インフルエンザと同じように飛沫感染や接触感染が感染経路になるためです。具体的な原因と対処法を確認していきましょう。

原因:のどに感染する細菌が原因

溶連菌感染症は、A群溶血性連鎖球菌(細菌)が原因の感染症です。くしゃみやせきで感染し、子供だけでなく大人もかかる病気です。

対処法:熱が下がってもしばらく薬は飲み続ける!

抗菌薬を投与することで、熱は下がりそのほかの症状も改善していきます。しかし、菌が残っていると、中耳炎や気管支炎、急性腎炎、リウマチ熱、アレルギー性紫斑病などを引き起こす可能性があります。特にリウマチ熱は心臓に溶連菌が感染することで重症になる可能性があります。

これらの病気を引き起こさないために大切なのは、熱が下がっても処方された薬を飲み続けることです。一般的には、抗菌薬による治療開始後24時間以内に感染力がなくなるとされていますが、菌が残っている場合もあるので5~10日は抗菌薬を飲み続けましょう。

溶連菌に感染している最中は、できるだけ安静にすることを心掛けて、十分な水分を摂取させるようにしましょう。辛いものや酸っぱいものなど刺激の強い食事は避けるようにして、ゼリーやヨーグルト、おかゆや白身魚などを食べさせてあげるといいでしょう。

また、家族への感染もあるので、兄弟姉妹がいる場合は注意が必要です。タオルやコップなどの食器類は別々に使うようにして、石けんでの手洗いうがいを家族みんなで徹底するようにしましょう。