子供の性格に影響を与える親の「言葉」や「態度」!改善する方法は?

性格が良い子供は、友達も多く、周りからの信頼も得やすいです。これは、大人になっても同じことではないでしょうか? 実は、子供の性格の大部分は、親の「言葉」や「態度」によって形成されていきます。

そこで! 今回の記事では、時間がない普段の生活の中でついついしてしまっているマイナスの言葉かけを見直し、どんなふうに接したら良い影響を与えることができるのかをご紹介します。

性格の良い子供とは?

性格の良い子供といっても、見方はいろいろあります。素直な子供、明るい子供、優しい子供、思いやりがある子供、よく笑う子供……など、すぐに思いつくだけでもたくさんあります。今回の記事では、社会的指数(Social Intelligence Quotient)を1つの基準にして性格の良い子供としたいと思います。

社会的指数(以下、SQ)は、コミュニケ―ション能力や社会性の高さを表した指数です。社会に出てから、他人と協働していくための力と言い換えてもいいでしょう。

例えば、友達といるときに、友達の気持ちを読み取り今話しかけるべきなのかそっとしておくべきなのかを考えたり、落ち込んでいる友達に共感して元気が出るような言葉をかけたり、自分の考えを相手に分かりやすく伝えることができたりする力を指します。

これは、大人・子供、プライベート・ビジネス問わずに人と関わり合う上で非常に大切な力でもあります。これから多様化していく社会の中で、SQは重要な力の1つになるでしょう。

親が子供にしてはいけない言葉かけ

SQを養っていくには、実は子供のころからの親の言葉かけや態度が大きな影響を与えています。性格が良い子供になってほしいと思っているご家庭でも、時間の無さや心の余裕のなさから発してしまう場面が多いマイナス効果の言葉かけを6つご紹介します。

少し耳が痛いかもしれませんが、これから改善していけば大丈夫です! ぜひ前向きな気持ちで読み進めてください。

急ぎなさい

大人ができて当たり前のことでも、子供はまだやったこともないことがたくさんあります。大人の物差しで子供を見てしまうと、日常のあらゆるところで「急ぎなさい」と言ってしまいます。

朝食を取るにも、朝の身支度をするにも、靴を履くにも、お風呂に入るにもすべてが大人に比べたらゆっくりです。そんなときに思い出してほしいのは、子供がまだ1人で歩くことができなかったときのことです。ハイハイし始めて、つかまり立ちができるようになり、何度も転びながら歩き出すときには「急ぎなさい」とは思わなかったはずです。子供の成長に寄り添う気持ちでいることが大切です。

どうしても急いでいる場合は、「あと15分で出発するよ」というように最初に見通しを示してあげましょう。そうすることで、子供にも考える余地が生まれ、ただ急かされているプレッシャーはなくなります。

○○した?

子供のやろうとしていることやこれから考えていることを先回りして伝えてしまうと、子供が自分で考えるチャンスがなくなってしまいます。

例えば、学校に行く前に「体操服持った?」「宿題入れた?」と、世話を焼きすぎてしまうと、自分で準備をすることができなくなります。持ち物のチェックや、やることのチェックが自分でできることは、社会に出てから必要な力です。子供のうちに失敗して、自分の責任として次はどうするかを自分で考えさせることが大切です。

先回りして一声かけたい気持ちも分かりますが、答えを出してしまうのはNGです。もし声をかけるのであれば、「学校には何持って行くんだっけ?」というように、自分で考えることができる余地を残すようにしてあげましょう。

○○しなさい

命令口調で子供に接してしまうと、子供の主体性が失われていきます。命令をする人は、命令に従う人を褒めます。逆に命令に従わなかったり、忠実に命令通りのことができないと怒ります。これを繰り返していくと、子供は命令に従って褒めてもらおうと命令に忠実になると同時に、自分で考えて行動することができなくなります。

また、親に命令口調で育てられた子供は、自分よりも立場の弱い人に対して命令口調で接するようになります。子供に接するときに命令口調は百害あって一利なしです。

もう知らない

親も人間なので、時には子育てを放棄したくなることもあるでしょう。でも、「もう知らない」は、子供にとって何がいけなかったのか分からない一言です。そのため、何の解決にもならず、子供は同じことを繰り返してしまいます。

子供がしてはいけない行動をしたときこそ、具体的に何がダメなのかを伝えるようにしましょう。キチンと伝えることで、一度ではすぐにできるようにならなくても、だんだんと変化が起きてきます。子供の成長を長い目で見て、匙を投げるような声かけはしないようにしましょう。

あなたはダメなんだから

型にはめて物事を見るのはとても簡単ですが、子供を型にはめてしまうと子供は素直にそのことを受け止めて、型どおりになってしまいます。特に、ネガティブな型にはめてしまうと、自分を否定する自己肯定感の低い子供になってしまいます。

「あなたはダメなんだから」「○○が苦手なんだから」というような声かけをしてしまうと、人格が否定されているように感じて、自信を持つことができません。叱るときには、人格を否定するような言葉や型にはめるような言葉ではなく、何がダメなのかを具体的な行動にまで落として伝えてあげましょう。

○○しないと……

例えば、「宿題しないと晩ごはん抜き」という言葉です。これは、即効性は抜群なので、子供にすぐ言うことを聞いてほしいときには有効なように見えます。しかし、交換条件のようなもので、一時だけしか続かないので持続性がありません。また、子供は同じことを言われ続けて慣れてくるので、どんどん言う内容がエスカレートしていきます。

交換条件で話をしてしまっていると思ったら、物で子供の行動を釣ってしまっている状況です。子供にとって何が良い行動なのか分かるように、行動したことを評価する褒め方を意識しましょう。