教育工学とEdTechの密接な関係
教育工学とICTの活用の相関性が強いことから、近年注目を集めているEdTechとの親密な関係があります。
EdTechとは、EducationとTechnologyを組み合わせた造語で、教育の分野に革新を起こすビジネスやサービスの総称です。アメリカが発祥で、インターネット上で世界中の一流大学の講義を無料で受けることができるMOOC(ムーク)などのオンライン学習が代表的なサービスの1つです。
また、最新のテクノロジーを活用したVR(バーチャル・リアリティ)による疑似体験学習などもあります。さらに、子供一人ひとりの学習管理を効率化するシステムの開発や運用などが行われており、教育工学と密接な関係にあることがわかります。
教育工学の将来性
近年は、テクノロジーの発達によって、私たちを取り巻く環境は大きく変わってきています。数十年前までは、スマートフォンを使って、誰もが動画や写真などの情報をインターネット上に発信することも閲覧することもできませんでした。また、ユーチューバーという仕事も確立していませんでした。
時代の急速な変化に伴って、子供が必要としているスキルや能力も変化しています。また、これからの学習にICTの活用は必要不可欠でしょう。教育工学は、テクノロジーやメディアを活用した教育技術を研究しています。
さらに、教育が抱える課題に対して多様なアプローチ方法を持っている教育工学は、複雑な社会を持った現代において、成長が見込める分野になる可能性を秘めています。