これはNG!やってはいけない家庭学習方法
あまり効果が出にくい家庭学習のやり方とは、どのようなものなのでしょうか。ここでは、家庭学習時のNGポイントをご紹介します。
ノートをきれいにまとめ直す
ただ単にノートをきれいにまとめ直すのは、あまり効果的ではありません。教科書を家庭学習ノートにきれいにまとめても、自分の中で「上手にまとめた」という満足感が得られるだけになってしまいます。自分の頭でしっかり考えて書くことが何よりも重要です。「授業内容をただまとめたきれいなノート」より、暗記や理解力アップにつながるようなノートの使い方をしましょう。
例えば数学なら、ワーク問題を家庭学習ノートに書き写して再度解いたり、国語なら、漢字や熟語を書き取ったりするノートとして使ってもいいでしょう。暗記につながるようなノートの使い方がベストです。
答えをうつして、次の問題を解く
「早く終わらせたい」と考えたときにやりがちなのが、間違えた問題や分からなかった問題の答えだけを写して、次の問題を解いていく方法です。このやり方では一気に宿題を終えられますが、問題内容を理解するのは難しいでしょう。どうして間違えたのか、分からなかったのかの原因が理解できなければ、今後出てくるであろう設問も解けるわけがありません。
親がサポートできる家庭学習を習慣づけるポイント
親が何もしなくても、子供が家庭学習をしっかりしている――。理想的ではありますが、中学1年生ではなかなか難しいかもしれません。家庭学習を習慣づけるために親ができるサポートとはどのようなものか考えてみましょう。
中学生は忙しい!時間を上手に使う
中学生になると授業時間が増え、部活動や生徒会の活動などで忙しくしている子供も多いでしょう。特に中学1年生は環境の変化もあり、生活リズムが乱れがちです。子供の自主性を尊重することは大事ですが、生活リズムが確立するまでは、勉強、入浴、食事などの時間を伝え、親が大枠を示していくことをおすすめします。時間をうまく使えるようにサポートするのがポイントです。
子供のやる気を育てよう
小学生のうちは、「すごいね」「頑張ったね」というほめ言葉や承認する言葉が、子供の達成感を高め、やる気を育てました。しかし、中学生になるとこれらの対応では効果が薄れてきます。子供の気持ちに寄り添い、「認める・ほめる・励ます」をタイムリーに続けることがやる気を育てることにつながります。「勉強しなきゃだめ」と怒ったり焦ったりするのではなく、子供の第一の理解者としてサポートしてあげてください。
まとめ
中学生の勉強はスタートダッシュが大事です。中学1年生で挫折すると、取り返すまでにかなりの時間がかかってしまいます。大切なのは、家庭学習を習慣づけることです。部活で忙しくても、毎日コツコツと続けるのが成績アップのカギ。少ない時間でもいいから取り組むといいでしょう。
参考
家庭学習のすすめ中学生版|千葉県
すぐに取り組める家庭学習のすすめヒント集(PDF)|千葉県教育委員会
中1の勉強って超大事!中学1年生が最低限やるべき、10分でできる家庭学習とは?|Izumiオフィシャルブログ「子どもはスゴイ!」
家庭学習におすすめの中学生通信教育|働くママ プラス
家庭学習の方法がわからないあなたへ|道山ケイの中学生向け勉強方法専門サイト