普段はよく食べる子供が急に食べなくなる……親としては何か体の不調があるのかと心配になります。なんとなく食欲がない、嫌いな食べ物がメニューに入っている、おやつを食べすぎたなど一過性のものであれば良いのですが、食欲のない状態が長く続いた場合、隠れた病気があるのではないかと考えてみる必要があります。
この記事では、子供の食欲不振についてまとめました。中には医療機関の受診が必要なものもありますので、子供の様子がちょっとおかしいと感じたときのご参考にしてください。
もくじ
子供の食欲不振には2パターンある
子供が食欲不振になったときには、2つのパターンが考えられます。
生活習慣が原因の食欲不振
子供の食欲不振で一番多いのは、生活習慣が原因になっているものです。
- おやつの食べすぎ
- ご飯前に何かを食べてしまった
- 牛乳など飲み物の飲みすぎ
- 味付けが大人向け(辛すぎるなど)
- 体が疲れていない(外遊びができなかったなど)
確かに……と思い当たるものがあれば、その生活習慣を少し見直してみましょう。また、親が無意識に「食べさせなければ」と思っていると、子供にもそれが伝わり、プレッシャーを感じてしまいます。長期間の食欲不振でなければ、改められる生活習慣を洗い出してみてください。案外、そこに原因があったりするものです。
病気が原因の食欲不振
風邪をひいていたりお腹を壊しているときや、高熱が出た後などは自然と食欲が落ちます。これは体が病気を治すことを優先しているからで、「食べない」のではなく「必要がない」という状態になっています。ただし、この状態はいつまでも続くわけではありません。ほとんどの場合、病気が治ればまたいつもの食欲が復活します。
まれに重大な病気が潜んでいて、その病気が原因で食欲不振を起こしていることもあります。これは、食欲不振のほかに何か症状はないか、長い期間食べられない状態が続いているかという2点を見極めるのがポイントです。なんとなくおかしいと感じたら、すぐに医療機関を受診しましょう。
心配のいらない子供の食欲不振も 原因は?

食欲不振といっても、ほとんどは心配のいらない一過性のものです。どんなことが原因で食事を食べられなくなっているのでしょうか?
お菓子の食べすぎで空腹感がない
- おやつの時間を決めずにダラダラ食べる
- たくさんの量を食べる
- ジュースやアイスクリームなどを食事の前まで食べる
このような状況のときには、ただ単にお腹が空いていないだけということが考えられます。子供はおやつが大好きですから、量や時間を決めてあげないとたくさん食べてしまいます。食事の時間を考えて、間際までおやつを食べさせたり、量をたくさんあげたりするのは控えましょう。
食事を食べることのプレッシャーから
子供の食欲は人それぞれです。たくさん食べる子もいれば、少量で満足してしまう子もいます。成長期に必要な栄養素をきちんと摂らせよう、体のためにたくさん食べさせようと親が躍起になるのは良くありません。もともと食の細い子供にしてみれば、少しの量でも十分栄養は足りているのです。
面白いもので、子供の体は必要な栄養素を必要な時期に摂るという特徴があります。離乳食にさつまいもやカボチャなどの野菜を取り入れるのは、その野菜のもつカロリーが必要だからです。「あまり食べない物はいま必要ではないのかもしれない」くらいのゆったりとした心で食事を楽しむようにすると、子供も変わっていく可能性があります。
成長過程の噛み合わせの問題
なかなか食事が進まない子供の場合は、咀嚼の問題があることも考えられます。歯の生えかわりの時期であれば、ところどころ歯がないために噛み切れないことがあります。また噛み合わせが悪く、不正咬合・反対咬合になっていることもあるため、このような噛み合わせが原因と考えられるときは小児歯科医に相談してみることをおすすめします。食べないのではなく、噛めないのかもしれません。