我が子に耳かきをすると、動き回って嫌がるためお手上げという方もいるかもしれません。また、耳かきをどれくらいの間隔でやったら良いかよく分からないという方もいるのではないでしょうか。
この記事では、子供の耳かきのやり方と、それをサポートするおすすめグッズをご紹介していきます。
子供の耳掃除のやり方のポイント
こちらの章では、子供の耳掃除のやり方のポイントについて解説します。
正しい耳掃除とは
耳かきや綿棒を用いた耳の掃除は、耳垢を掻き出すイメージが定着しています。しかし、耳垢を掻き出すというのはあまり望ましくありません。正しい耳掃除の仕方は、次のとおりです。
・耳の入口から1cmまでの部分を、綿棒や耳かきを使って掃除する
・耳垢を掻き出すのではなく、綿棒を使って耳穴の周りを軽く拭いながら、優しく取り出す
・カサカサした耳垢は、綿棒にワセリンやベビーオイル少量をつけて耳かきをする(耳垢が取れやすくなる)
参考
やりすぎは禁物です!耳掃除の耳寄りな話|サワイ健康推進課
耳かきの正しい持ち方と体勢
耳かきの正しい持ち方は、鉛筆の持ち方と同じです。軸の真ん中あたりで耳かきを持てば、指が邪魔にならず、耳の中がよく見えます。そして、耳かきをしていない方の手でしっかりと子供の頭を押さえます。その点を意識しながら耳かきを行うと良いでしょう。
この持ち方で耳かきをすると、万が一子供が動いても、耳かきが耳の奥まで入りづらくなるというメリットがあります。
耳かきをするとき、親の指示が分かる年齢の子供であれば、「今は動くのやめようね」「じっとしてて」などと言い聞かせることを忘れないようにしましょう。
親が知っておきたい留意点
耳垢は、耳垢線や皮脂腺の分泌物と、はがれた外耳道の表皮などが混じり合ってできたものです。また、文字に「垢」が使われていることから、体の中でも不要なものと捉われがちです。
しかしながら耳垢には、細菌の増殖をおさえて耳の中を守る免疫グロブリンAが含まれています。すなわち、耳垢は必要なものなのです。ほかにも耳垢があることで、小さな虫が耳の奥へ侵入することを妨げます。
また、耳かきをやり過ぎると耳垢が奥に押し込まれてしまい、外耳道にダメージを受ける場合がありますので注意が必要です。