子供の歯茎が腫れる6つの原因!その対策とは? - cocoiro(ココイロ) - Page 2

歯茎の腫れを放置した場合に生じる主なリスク

子供の歯茎の腫れをケアせず放置した場合、どのようなリスクが生じるのでしょうか。歯茎の腫れによって生じる主な2つのリスクについて見ていきましょう。

歯垢や歯石が付着

歯茎に腫れのある状態が歯肉炎です。これを放置すると歯のすき間に歯垢や歯石が溜まり、デンタルフロスをすき間に入れてもうまく入らないというケースも見られるようになります。

ほかにも歯茎を支える歯周ポケットが深くなり、その部分に歯垢や歯石が溜まって歯茎が腫れやすい口内環境になってしまいます。さらに、歯茎から膿が出るようにもなります。

歯茎に膿が溜まる

お口の中が清潔な環境でないと歯の表面に細菌が付着し、歯茎が腫れます。重症の場合は、出血も伴います。このような状況を放置すると歯茎に膿がたまり、やがて膿がジワジワと出てしまうこともあります。この状況があまりにも続き、繰り返すようであれば、歯科医院へ足を運んで受診することをおすすめします。歯茎の状況に応じた最適な診断が受けられるでしょう。

歯茎の腫れの予防策

歯茎の腫れの予防策としては、歯肉炎対策用の歯みがきを使った正しい歯磨きをするのはもちろんのこと、体の免疫力を高めることも大切です。普段から栄養バランスがとれた食事、規則正しい生活、よく噛んで食事をすることに気を配りましょう。特に食事面では、食物繊維やカルシウムなどが豊富な食材を選びましょう。それらの食材には、歯周病を防ぐ働きが期待されています。

また、健康面や食事面だけでなく、歯茎の腫れを防ぐグッズを揃えておくこともおすすめです。歯周病予防の歯磨き粉とマウスウォッシュ、歯垢を除くデンタルフロスが常備されていると便利でしょう。

ただし、デンタルフロスに関しては、余分な力を入れてしまうと歯茎から出血してしまい、腫れを促すため使い方には注意が必要です。子供の歯茎のチェックをしつつ、大人がデンタルフロスを使って優しく歯茎のケアをしてあげましょう。

まとめ

子供の歯茎が腫れているサインは、歯茎がブヨブヨしていることが挙げられます。これに関しては目視や感触で確かめられますので、親御さんが子供の歯茎の状態を普段からチェックしてあげてください。

また、子供の歯茎が腫れる原因にはさまざまなパターンがあります。その中でもよくある原因には、ストレスによる体調不良・歯の生え変わり・思春期によるホルモン分泌などを含む6つの理由が挙げられます。子供が置かれている環境と年齢を考えて、最適なケアで歯茎の腫れを改善していくと良いでしょう。歯科医師に診療や相談をすることもおすすめします。

ほかにも歯茎の腫れを放置することで生じるリスクや予防策もしっかり理解し、子供が日常生活をより健康に、快適に過ごせるようサポートしましょう。

参考
歯ぐきからの出血が、はじまりのサイン 歯周病|サワイ健康推進課
歯ぐきの炎症とは|LISTERINE
6歳臼歯は 歯の王様|大阪府歯科医師会
歯茎が腫れたり出血したりする原因~20ヶ月の子供|おむつのパンパース
思春期・青年期の歯のケアとQ&A|花王ヘルスケアナビ
歯ぐきがはれてウミがでます。どうしてですか。|一般社団法人 熊本県歯科医師会
歯ぐきが腫れた・血が出る|口腔外科相談室|日本口腔外科学会
学齢期に起こりやすいお口の中の病気|一般社団法人新潟県歯科医師会

この記事をかいた人

アバター画像

オダルミコ

都内在住のライター。子育て・教育・ライフスタイル・働き方を中心に心をこめて執筆をしています。ライティングを通して、知識が増え、視野が広がることに生きがいを感じています。プライベートではティーンエイジャーの娘と息子の母です。