子供の風邪にどう対処する?症状の特徴から風邪の原因まで解説

子供が最もかかりやすい病気といえば、風邪。風邪の特徴から、風邪に似た症状を持つ病気、自宅や病院での対処方法などについて解説します。

風邪とは

主な症状は発熱や咳

基本的な症状は、発熱や咳です。熱は、体内に入ったウイルスや細菌と体の免疫系が戦っている現れです。ウイルスの種類は、ライノウイルス、RSウイルス、コロナウイルス、インフルエンザウイルス、アデノウイルス、エンテロウイルス(ヘルパンギーナ)など。発熱があれば、機嫌、食欲、顔色などと合わせて様子を見てください。発熱時は注意して子供の様子を見守りましょう。

咳にも種類がある

子供のする咳には主に3種類あります。例えば、軽く「コンコン」と出る乾性咳嗽(かんせいがいそう)、痰がからみ湿った「ゴホンゴホン」という湿性咳嗽(しっせいがいそう)、犬の鳴き声で呼吸困難につながる恐れもある「ケンケン」という犬吠様咳嗽(けんばいようがいそう)です。

症状の継続期間によっても判断可能

種類に加え、咳の続く期間も重要です。3週間未満で治まる場合は急性の咳、3~7週間続くと遷延性の咳、8週間以上続く咳を慢性の咳として区分けされます。これら咳の種類や期間によって、総合的に咳の症状を判断していかねばなりません。

そのほかの症状

喉の痛み

ウイルスや細菌の感染が原因で、喉や扁桃(へんとう)の粘膜組織に炎症を起こします。アデノウイルスや溶連菌感染症で喉に症状が出ることも。空気の乾燥は喉に負担を与えるので、加湿器などを使った対策が必要です。

鼻水が出る

鼻水が出るのは、体内の異物を排出するためです。通常、風邪なら1週間ほどで鼻水は止まりますが、それ以上長く続くようならアレルギー性鼻炎の可能性もあります。

嘔吐する

飲食物を嘔吐するといった症状が出ることもあります。食欲のない場合には、無理に食べず、水分補給を心がけましょう。風邪でなくとも、ヘルパンギーナや、ロタウイルス、ノロウイルスによる胃腸炎などで嘔吐してしまうこともあります。

主な治療方法

熱は、解熱剤などで対処する必要が基本的にありません。なぜなら、体がウイルスや細菌への抵抗力を上げるために、あえて発熱しているからです。解熱剤を使用すれば、抵抗力がかえって下がってしまうこともあります。

咳には、アスベリンやメジコンなどの鎮咳剤を使います。ただ、効果が証明されているわけではありません。1歳以上の子供なら、スプーン1杯のはちみつをお湯に溶かして症状を和らげます。

鼻水には、抗ヒスタミン薬を主に用います。ただ、副作用として眠気や集中力、判断力などの低下をもたらすことも。時には、けいれんする恐れもあるため、無理に使う必要はないでしょう。