よくある質問
湿疹のある子供が受診する皮膚科に寄せられる、よくある質問についてまとめました。
乾燥肌(皮脂欠乏症)について
乾燥肌については、いくつかの原因が考えられます。 まず、小さなお子さんでは、皮脂線(肌をしっとりさせる油を出す腺)が未発達であるため、皮脂の分泌(油の出方)が少なく乾燥肌になりやすいです。
(中略)
次いで季節的に、冬の時期になりますと空気が乾燥してきますので、乾燥肌になりやすくなります。また、暖房を使う事が多くなり、エアコンによる暖房や電気毛布の使用などは乾燥を強めます。
(引用元:よくあるご質問|はやし皮フ科クリニック)
みずいぼが体中にひろがって保育園からとるようにいわれています。
みずいぼは伝染性軟属腫ウイルスというウイルスの皮膚病です。ですからウイルスに対して自分の免疫が出来ないとなおりません。
ピンセットでいくらとっても同じですが、少数しかない初期のときは、拡大を防ぐ意味で摘出することもあります。
みずいぼにはイソジン、消毒用エタノールを塗るとよいという報告もあります。
塗り方のコツは、一個のみずいぼに5回程度イソジンのついた綿棒を直角に押すことです。また、粟粒大で多い場合はエタノールを患部に広く塗布させてもよいようです。
(引用元:よくある質問|内田こどもクリニック)
赤ちゃんが生まれました。スキンケアってどうするのでしょう?
1)赤ちゃんのお肌はとても薄いです。こする刺激に弱いので、ゴシゴシ拭かないこと。水気を拭くときはタオルやガーゼを当てて離すように。軟膏を塗るときも大人の指で温めて伸ばしたものを乗せるように外用します。すり込まないように。
2)乾燥に弱いです。部屋の湿度に注意し、適度な保湿を。冬の外出前には顔に保湿剤(クリームやワセリン)を。
(中略)
8)シャンプーや石けんは、なるべく無添加・無香料・低刺激なものを。たっぷりあわ立ててやさしくなでるように洗い、よくすすぎましょう。抗菌成分の入った商品は危険です。皮膚常在菌(善玉菌)をいじめ、肌荒れやアレルギーの心配もあります。
(引用元:『子供の発疹, スキンケア・入浴』に関するFAQ|にいざわ皮ふ科)
終わりに
今回ご紹介した皮膚疾患は、あくまで一部です。湿疹を伴う皮膚疾患は、数多くあります。子供の症状を見て家庭で対策を講じながら、必要に応じて医療機関を受診しましょう。早めの処置が、早期改善につながります。
参考
『子供の発疹, スキンケア・入浴』に関するFAQ|にいざわ皮ふ科