モミジの育て方
モミジ柄は反物などによく使われるため、和風の植物という印象が強いかもしれませんが、実際に育ててみると洋風の家や庭にも合うと言われています。鉢植えでも育てられるモミジで、手軽に紅葉を楽しむ方法を紹介します。
植え方
赤玉土(小粒)をベースに腐葉土と黒土を混合して(混合比率の目安は、赤玉土7、腐葉土1、黒土2)植えつけます。盆栽の用土は赤玉土を単独で用いることが多くあります。
(引用元:カエデ(モミジ)の育て方 | みんなの趣味の園芸 NHK出版)
鉢植えの場合は指定の土を使うようにしましょう。庭植えの場合も、穴を掘って土を入れ替えてあげると元気に育つ可能性が高くなります。
日当たり
紅葉する植物なので、日当たりの良いところを好みます。日当たりがあまり良くないと、緑葉の色が薄くなったり、秋に紅葉せずに葉が枯れて落葉してしまったりします。
水やり・肥料などの世話や病気
日当たりが良すぎて乾燥するとしおれてしまいますので、鉢植えの場合はたっぷりと水をやるようにしてください。葉に害虫がつきやすいので、それぞれの害虫にあった対策を行うようにしましょう。肥料は冬の間に与えることが多いようです。
細かい世話の仕方は品種によっても少々異なることがあります。購入するときに世話の注意点について確認しておくと良いでしょう。また紅葉を楽しむため、ある程度枝を刈り込むと見栄えが良くなることもありますので、目的に合わせて成長させてみてください。
紅葉する植物にはほかにどのような種類がある?
「もみじ」の2つ目の意味である「紅葉する木」には、カエデ科以外にどのようなものがあるのでしょうか。身近な植物も秋になると紅葉します。
イチョウ
街中でよく見かけて、かつ紅葉が見事な木といえばイチョウを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。木全体が黄色くなるのも見事ですし、落ち葉が敷き詰められた状態を「黄金の絨毯」と呼ぶ人もいます。葉が丈夫で、踏んだ人が足を滑らせることもあるので、家庭で育てるときは道路の落ち葉掃きをしっかり行うようにしましょう。
桜
桜といえば花見だけかと思いきや、実は紅葉を楽しむこともできます。葉は黄色〜赤に紅葉します。寒暖差があるほうがきれいに紅葉するので、家庭で楽しむならベランダや庭など外気に触れる場所で育てるのが良いでしょう。
ブナ・ナラなどどんぐりの木
ブナ・ナラ・カシなどの実を総称して「どんぐり」と呼びますが、どんぐりのなる木も紅葉します。どんぐりが落ちてから葉が紅葉することが多いので、同じ木だとは気づきにくいかもしれません。子供とどんぐり拾いをして遊ぶ公園で、秋〜初冬にかけて色づく木を探してみてください。
まとめ
「紅葉」と書いて「もみじ」「こうよう」。文脈によって意味を変える言葉ですが、大もとには「秋に葉の色が変わることを楽しむ」という心があります。実は名所に出かけなくても見つけることができる紅葉を、今年は身近なところで楽しんでみてはいかがでしょうか。
参考
樹木シリーズ22 ヤマモミジ、イロハモミジ、オオモミジ | あきた森づくり活動サポートセンター
紅葉の美しい木 モミジ・カエデ | 専門店の苗木通販 販売 花ひろば
カエデ(モミジ)の育て方 | みんなの趣味の園芸 NHK出版
先日樹液を採取してメイプルシロップ体験したイタヤカエデの少し詳しいハナシ。 | 駿河屋 自然素材・天然素材を使った注文住宅・リフォーム・健康住宅なら東京都墨田区の駿河屋