自由研究におすすめのスライム作り!注意点・作り方・種類まとめ - cocoiro(ココイロ) - Page 4

スライムを使った理科の実験5選

文部科学省が定める小学校の理科の観察・実験の手引きには、以下のように記載されています。

〔第3学年〕身近な自然の事物・現象を比較しながら調べる

〔第4学年〕自然の事物・現象を働きや時間などと関係付けながら調べる

〔第5学年〕自然の事物・現象の変化や働きをそれらにかかわる条件に目を向けながら調べる

〔第6学年〕自然の事物・現象についての要因や規則性,関係を推論しながら調べる

(引用元:小学校理科の観察、実験の手引き(平成23年3月)|文部科学省,P9

また、文部科学省が定める中学校の理科の学習指導について、中学校学習指導要領解説に以下のように記載されています。

観察,実験,野外観察を重視するとともに,地域の環境や学校の実態を生かし,自然の事物・現象を科学的に探究する能力の基礎と態度の育成及び基本的な概念の形成が段階的に無理なく行えるようにすること。

(引用元:中学校学習指導要領解説 理科編(平成20年7月)|文部科学省,P122

つまり理科とは、条件を変えながら実験し、それによって変化する研究結果を観察した上で、自分なりにさまざまな物事との関連性を考えたり推測したりする力を育てることを目的とした学問なのです。

そのため、スライムを使った自由研究では以下の5つの点に着目して作業しましょう。

目的:自由研究のテーマに選んだ理由

方法:研究で準備した物・方法

結果:調べた結果

考察:結果から考えられる独自の視点

感想:研究を終えて思ったこと

以下では、自由研究の目的と方法についてご説明します。結果・考察・感想は、答えが1つとは限らず、理想的な結果を求める必要はありません。

大切なのは「考察」です。自由研究の結果からどうしてこうなったのかを自分で考え、意見をまとめられる力を育てることが重要です。

下記の実験や観察は、基本の普通のスライムで行います。しかし、ほかのスライムでも同様の実験と観察ができますので、自由研究のバリエーションを増やしたい場合はいろいろとチャレンジしてみましょう。

実験1:配合量が違うとスライムの出来上がりは違う?

<目的>

材料の配合量が違うとスライムの硬さにどのような影響があるのかを調べます。

<方法>

ホウ砂・水・洗濯のりを1つずつ、配合量を変えて準備し、スライム作りをします。必ずそれぞれのスライムの配合量を記録しておきましょう。

参考

[夏休みの自由研究]「スライム」の硬さが変わるか実験してみました!|はぐくむブログ