『博士の愛した数式』の読書感想文を書くときのポイントとあらすじ

『妊娠カレンダー』『ミーナの行進』などで多くの賞を受賞している小川洋子さんは、国内だけでなく海外でも愛される作品を数多く生み出してきました。

今回の記事では、2006年に映画化もされている『博士の愛した数式』の読書感想文を書くときのポイントとあらすじをご紹介します。例文も合わせてご紹介していきますので、感想文の手がなかなか進まないときにぜひ参考にしてみてください。

『博士の愛した数式』のあらすじ

まずは、『博士の愛した数式』のあらすじを3つの場面に分けてご紹介します。内容の整理のためにも、もう一度あらすじを確認しておけば、よりスムーズに感想文を書くことができるでしょう。

博士との出会い

結婚することのできない男を愛し、一人で息子を生んだ「私」は、元大学教授の数学者のもとに家政婦として派遣されました。家事の出来には誇りを持っていた「私」は、派遣先で「博士」と出会います。

出会ってすぐに、博士から「君の靴のサイズはいくつかね」と尋ねてきた博士は、17年前の交通事故が原因で80分しか記憶を保つことができずにいます。そのため、博士のスーツにはたくさんのメモがクリップで留められていました。

私は、博士が記憶を失うたびに初対面のあいさつを何度も繰り返し、数字にしか興味を持たない博士とのコミュニケーションの難しさに戸惑います。ある日、博士は私が10歳の息子を持っていることを知り、「子供をひとりぼっちにしておくなんて、いかなる場合にも許されん」と、明日から息子も連れてくるようにと「私」に命じました。

博士とルート

次の日、博士に息子を連れてくるように命じられた「私」は、息子の学校が終わってから博士の家に息子を連れてきます。

博士は両手を広げて温かい抱擁で息子を迎えました。息子は障害を持った博士を自然と受け入れて抱擁に応え、すぐに博士と打ち解けます。その様子を見て、私は自分のことのように嬉しく感じました。

息子は、頭の形から「ルート」と博士に名付けられました。私とルートと博士は、ある日野球観戦に行きますが、その夜博士は熱を出して寝込んでしまいます。必死に看病をする私と息子でしたが、そのことが原因で義姉から一度家政婦を解雇されます。しかし数日後に誤解が解け、再び私と息子は博士の家に通うことができるようになりました。

ルート11歳の誕生日と結末

博士が懸賞問題を解いたこと、ルートの11歳の誕生日を祝い、3人でパーティを開きます。足りないものを調達しに行ったルートの帰りが遅かったため、母がルートを迎えに行きました。家に着いたとき、博士はルートのためにとケーキを用意しようとしていましたが、ケーキを崩してしまって博士はひどく落ち込みました。

このパーティの数日後、博士の記憶は1分ももたないものとなり、ついに入院生活となってしまいます。私とルートは、博士のいる病院に長い年月通っていました。

やがてルートは大人になり、数学の教員採用試験に合格をしました。そのことを博士に報告すると、博士は震える手でルートを抱きしめました。ルートは博士との多くの思い出を、自分の生徒たちに話します。

参考

小説読書感想『博士の愛した数式』80分でリセットされる記憶|狐人日記

夏休みの読書感想文にオススメ! “博士の愛した数式”がつなぐ人と心…”ぼくの記憶は80分しかもたない”|夢中図書館 読書館

博士の愛した数式/小川洋子あらすじと読書感想文|ミニシアター通信