落ち着きがない、負けず嫌いな様子を見せ、親にとっては何かと手を焼いてしまいがちな男の子の育児。親としてどのように向き合えばいいか、悩む人も多いのではないでしょうか。この記事では、年齢やタイプ別の男の子の育て方や、子供の各種能力を伸ばすコツについてご紹介していきます。
もくじ
【年齢別】男の子の伸ばし方のコツ
子供の良いところをうまく伸ばすために、親としてどのように接するべきでしょうか。ここでは、男の子の成長に合わせた能力の伸ばし方のコツを年齢別にご紹介していきます。
0~2歳・スキンシップを大切に
遊び方や言動に男の子らしさが出てくるのは、2歳を過ぎたころです。0歳から2歳のうちは、たっぷりとスキンシップを図りましょう。
この時期にたくさん話しかけることで、子供の心は育っていくものです。また、母親だけではなく父親との関わりもしっかり持つことで、父親への苦手意識が出なくなる効果も期待されるので、たくさん抱っこをして積極的に話をするよう心がけてみてください。
3~5歳・失敗しても見守る
やんちゃな部分が目立ってくる3歳から5歳の男の子は、ちょうど自我が芽生える時期です。自分の思い通りにいかずに失敗したとき、親が全部フォローしてしまうと自分で考える心がうまく育ちません。
どうして失敗をしたのか分からず、泣いてしまうこともあるでしょう。そんな時は、子供と一緒に考えるようにサポートすることが大切。つい口や手を出したくなりますが、じっと見守って子供の忍耐力を伸ばしましょう。
6~9歳・自立心を伸ばす
6歳以上になった子供は、自ら行動を起こし、自ら学びます。男の子は運動能力も高まる時期に入り、体の成長も著しくなっていく大切な時期です。自立心は、これから社会に出て行くために必要なものです。
自立心を持っている人は、責任感や思いやりの強い人に育っていきます。学校での集団行動によって自立心が大きく伸びていく時期ですから、友達との関わりも大切にしていきましょう。
10歳以上・大人として本音で話す
10歳以上の男の子は心も大きく成長し、親が何を考えているのかを知りたがる時期です。ここからは、大人として本音で話すことが、子供を大らかに伸ばすポイントになってきます。男の子は体格も大きくなっていきますから、子供扱いされることに嫌悪感を持ちがちです。
10歳以上の男の子とは、社会との関わり方を一緒に考えていくことが、親として重要になってきます。買い物をしたり友達同士で遊びに行く機会もどんどん増え、社会のルールを理解していきます。少しずつ親の手から離れていくので、親としては、親自身から見えない部分は不安になることでしょう。
ケガをする恐れがあったり、大きな問題になりそうなことにはしっかりと注意をすべきです。それ以外のことにはあれこれ口出しをせず、自分のことは自分でやらせるという姿勢を貫きましょう。