親が子供のためにできることは?
最後は、子供がなかなか勉強に向かえないときに親ができることを3つご紹介します。周りと比べたり、勉強を強要するような発言はNGです。むしろ、勉強しやすくなるような環境づくりに専念してあげましょう。
「勉強したら?」とは言わない
子供は勉強をしないといけないとはどこかで思っています。そんなときに、「勉強したら?」と言われたらどうでしょうか? 勉強することを押し付けられたと感じて、やる気を失ってしまうはずです。大好きなことでも、やることを義務付けられると嫌になるものです。
子供に勉強してほしいと思うのなら、親自身も勉強することをおすすめします。親が楽しそうに、真剣に勉強している姿を見れば、子供にも勉強することの価値や意味を感じてもらうことができます。言葉ではなく行動で示すのが最善の策です。
兄弟と比べたりしない
兄弟や友達と比べるのはNGです。比べることで生まれるのは、優劣の感情だけです。勝負の世界であれば、他者を意識することもありますが、勉強は違います。それぞれにやり方があり、テンポがあります。
また、周りと比べて育てられてしまうと、大人になっても周りばかり気になってしまいます。自分で計画を立てて、自分で自分を評価できる大人になってもらうためにも、兄弟と比べるのはやめましょう。
勉強しやすい環境を作る
勉強しやすい環境を作ってあげましょう。具体的には、勉強する机やスペース、勉強してる時間帯は大きな音が出ないようにする、食事や入浴の時間を決めておくなどの策が考えられます。
子供のわがままを聞くのではなく、リズム良い生活を促してあげることが大切です。また、親が環境を全部整えるのではなく、勉強しやすい環境はどのようなものか子供と話し合い、自分で考えさせる練習もさせると、自走できる力がつきます。
まとめ
中学生の勉強時間は、1時間~1時間半程度です。これが十分なのか足りないのかは子供によって変わります。お子さんが、自分に合った勉強方法や集中の仕方を考えられるように、押し付けるのではなく会話しながらベストな勉強時間が見つかるよう、サポートしてあげてください。
参考
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