テスト勉強用ノートを作るときの注意点
ただきれいに清書するだけでは意味がない
テスト勉強用ノートを作るときの注意点の1つ目は、ノートをきれいに清書するだけでは意味がないということです。テスト勉強をしているのに成績が上がらない人は、授業に使ったノートをただきれいに書き直しているだけの可能性があります。何も考えずに書き直すだけではノートをきれいに書くことが目的になってしまい、内容を理解できずただの自己満足で終わってしまいます。これではいくら勉強しても点数にはつながりません。何の目的でテスト勉強用ノートを作っているのか、しっかり理解してからノートを作るようにしましょう。
テスト直前に作っても効果が薄い
テスト勉強用ノートを作るときの注意点2つ目は、テスト直前に作っても効果が薄いということです。授業内容をまとめるにはそれなりの時間がかかります。さらに自分がしっかり理解するところまで落とし込むにはさらに時間がかかります。テスト直前に作り始めても出題範囲を全部理解するのは難しいでしょう。ですから、直前に作り始めても効果は薄いのです。テスト直前は理解した内容を反復するくらいがちょうどいいので、日頃からノートにまとめる習慣を身につけると成績を上げることにつながるでしょう。
テスト勉強用ノートの作り方
テスト勉強用ノートの作り方を紹介します。ノートを作るときの注意点でも述べましたが、きれいに書くことにこだわりすぎると内容がおろそかになってしまいますので、あくまで自分が理解するためのものと割り切って作るようにしましょう。内容が頭に入っていくのであれば字はきれいである必要はありません。時間をかけすぎないように注意しましょう。
こちらでは授業内容の理解をより深めるためのまとめ用ノートと、問題を反復したり、暗記したりするための反復用ノートの作り方を紹介します。
まとめ用ノートの作り方
使用するノートは自分の好きなものでいいですが、教科がごっちゃにならないように必要な教科と同じ数のノートを用意しましょう。ルーズリーフでも大丈夫です。
おすすめのノートはコクヨのキャンパスノート(ドット入り罫線)です。
コクヨ キャンパスノート ドット入り罫線
[itemlink post_id=”63307″
こちらのノートは東大合格生のノートの取り方から生まれたもので、東大生のうち85%以上が使用した経験があるという人気のノートです。罫線のドットで文頭をそろえることができ、図形や枠線を書くときの目印になりますから、強く意識しなくてもきれいにノートをまとめることができます。
参考
東大合格生のノートの取り方から生まれたドット入り罫線|KOKUYO
どのノートにしようか悩んでいる方はこちらを購入してみてはいかがでしょうか。
【まとめノートの作り方①】
ノートを用意したら授業内容を見返していきます。まずは全体を確認して大まかに区切りをつけましょう。多くの先生は大見出しや章の番号をつけていますから、それも利用していきましょう。
【まとめノートの作り方➁】
区切りをつけたら重要なワードを書き出していきます。授業中に先生が線を引いたり、色チョークを使って目立たせ、説明するときに強調したところや2回言った部分が重要なワードだと認識しておきます。
【まとめノートの作り方③】
重要ワードを書き出したら、それは何か、なぜそうなるのかの説明を追加していきます。これをすることで、重要ワードが答えとなる問題と、重要ワードを説明する問題の両方に対応することができます。関連する他の内容も追加すると知識がさらに深まります。
複雑な図形や地図が必要な場合は配布されたプリントや教科書に載っているものをコピーしたものをノートに貼り付けるといいでしょう。この部分をわざわざ手書きするメリットはありませんので遠慮せずに貼り付けましょう。
【まとめノートに作り方④】
ノートにまとめるときは全体的に余白を十分に設けるようにしましょう。文字や図が詰まっていると窮屈に感じてしまったり、後から追記したいときに書くスペースがなくなってしまいますので、少し多めに余白を作りましょう。コクヨが運営するこちらのサイトでは、勉強ノートまとめアプリ「Clear」の人気ユーザーみいこさんによるノートの取り方が解説されています。
ノートをまとめ終えたら定期的に見直しましょう。反復することで知識が定着しますし、テスト直前に慌てて覚え直す必要がなくなります。
反復用ノートの作り方
ノートは何を使ってもいいでしょう。間違った問題のみをノートに書き写し、再度それを解いていき、また間違ったものを書き写して解くというのを繰り返し、最終的に間違った問題がなくなるところまで何回も解いていきます。
このとき注意するのは正解した問題はノートにつけないということです。点数を上げるには間違った問題を正解できるようにする必要があるので、正解した問題を反復するメリットはあまりありません。偶然正解した問題は反復してもいいですが、基本的には間違った問題のみに限定した方が点数アップにつながります。
受験を考えている場合は中間テストや期末テストでも同じように反復しておくと、受験勉強の負担を軽くすることができます。
おわりに
テスト勉強用のノートについてまとめました。テスト勉強は一夜漬けという人もいますが、それではその場しのぎになってしまいます。逆にコツコツ少しずつまとめる習慣がある人はテスト前に慌てる必要はありませんし、成績を上げることもできます。
テストの点数が伸び悩んでいると感じたら、当記事を参考にノート作りを実践してみてください。
参考
テスト勉強に役立つかも! 授業用とは違う、“テスト用ノート”はどうつくるのがいい?|進路のミカタニュース
【東大生が教える】やってはいけない勉強法4選 劇的に成績を上げるには?|東大生の頭の中をさらすブログ
まとめノートは無駄じゃない!有効な使い方と作り方教えます|Interesting Study Method