部屋で勉強している子供をのぞいてみると、子供がぼーっとしていたり、いまいち集中できていないなと感じたことはありませんか。「疲れているのかな?」「行き詰まっているのかな?」と思うこともあるかもしれません。食事や息抜きをさせてあげるのも大事ですが、まずはいったん、勉強部屋を見直してみませんか。もしかしたら集中できない原因は勉強部屋のレイアウトにあるかもしれません。
当記事では勉強部屋に向いているレイアウトを紹介します。今の勉強部屋のレイアウトを変えることで成績アップにつながるかもしれませんので、子供が集中できてないなと感じた方はぜひ参考にしてください。
もくじ
成績を上げるためには勉強部屋のレイアウトが重要
部屋というものは、いろいろ要素で構成されるものです。机の向きや収納、照明に至るまで、細かなところで勉強への向き不向きが決まってきます。特に何も考えずに部屋に物を配置してしまったという方は、可能な範囲でいいですから、レイアウトを見直してあげることが成績アップにつながります。部屋のレイアウトと集中力に大きく関係してくるものには以下のものがあります。
空間がメンタルに影響を与える
外食で飲食店を訪れたときや、友達の家に遊びに行ったときに「なんだか懐かしい」、「ちょっと落ち着かないかな」などと思ったことはありませんか。それは家具や照明など、空間を構成しているものがメンタルに影響を与えているからなのです。強すぎる光や色、香りは直接脳を刺激してしまったり、ごちゃごちゃした物の配置は目から入ってくる情報が多くなり同じように脳を刺激してしまいます。勉強部屋もそのような状態だと脳が必要のない情報を処理してしまい、結果的に集中力が散ってしまうのです。
道具の置き場所が作業のハードルを下げる
効率よく勉強をするには、できるだけ早く脳を勉強モードにすることが重要です。何かを始めると思いのほか脳の負担になってしまい、エンジンがかかるまでに時間がかかることがあります。作業を始めるハードルを下げるために、机の上にその日の勉強道具を置いてみたり、目に見えるところに教科書や問題集を置いておくことで、無意識に勉強モードに入る準備ができます。あとは机に向かえばすぐに勉強を始めることができます。
集中力を上げる部屋のレイアウト
では具体的に集中力を上げ、成績アップにつながる部屋のレイアウトについて見ていきましょう。どれもちょっとしたことですぐに実戦できるものですので、さっそく試してみましょう。
2時間以内の場合は机を壁側に向ける
短時間で極めて集中的に勉強をするタイプの子供の場合は、机を壁側に向けるようにしましょう。視界に何も入れないことで勉強だけに集中することができます。何も貼っていない壁側に向き合うように机を配置しましょう。
長時間勉強する場合は壁側を避ける
長時間じっくり勉強するタイプの子供であれば、壁と向き合わないないように机を配置しましょう。部屋の広さに余裕がある場合は、会社でいう社長室のような配置にするとなおいいです。壁に向き合った状態で長時間勉強するとどうしても圧迫感を感じてしまい、余計なストレスを与えてしまいます。部屋が狭くてできないという場合は机を窓側に向けると圧迫感が軽減されます。
部屋の照明にも気を付ける
机の向きを変えたら照明にも気を使ってみましょう。照明の色は昼白色か昼光色にするのがいいでしょう。昼白色は自然光に近く目に優しい色で、昼光色は少し青みがかっており覚醒作用を持っています。どちらも長時間勉強するのに向いています。照明で留意すべきなのは、ライトスタンドではなく、部屋の照明をつけることです。ライトスタンドでは照らす部分が限られてくるので、だんだんと姿勢が悪くなり机との距離が近くなってしまうので、視力が悪くなる可能性があります。夜中他の部屋に灯りが漏れるという場合はカーテンで仕切るといいでしょう。
椅子は長時間座っても疲れないものを用意する
椅子は長時間座っても疲れないものを用意しましょう。硬い椅子だと座っているうちに痛くなり、勉強に集中できなくなります。すぐに用意できない場合はクッションを挟むのもいいでしょう。また、椅子の高さにも留意すべき。何年も前に買った椅子だと成長とともに高さが合わなくなっている場合もります。子供が楽にできる高さを見つけてあげ、必要であれば椅子を新調してあげましょう。