勉強スケジュールを立てると成績があがる?予定表の書き方を紹介 - cocoiro(ココイロ) - Page 2

スケジュールを立てるときの3つのポイント

勉強スケジュールを立てるときのポイントが3つあります。これらを押さえておかないと成績アップにつながらない場合もあるので、しっかりと盛り込みましょう。

時間ではなく量で区切る

スケジュールを立てるときのポイント1つ目は、時間ではなく量で区切ることです。勉強する時間を決めることはいいのですが、計画の本質はどれくらいの時間勉強したかではなく、どれくらいの量を勉強したかにあります。時間で区切ってしまうと受験までにやるべきことがこなせなかったり、勉強した気になってしまい、学習内容が頭に入らない可能性も出てきます。

復習日を設ける

スケジュールを立てるときのポイント2つ目は、復習日を設けることです。1回の勉強で全部を覚えるというのは大変難しいことです。反復することによって内容を定着させていく必要があります。週に1回の週間の復習日、月に1回の月間の復習日をそれぞれ設けるようにしましょう。

休日、予備日を必ず入れる

スケジュールを立てるときのポイント3つ目は、休日、予備日を必ず入れることです。「明日は休みだ!」という開放感は大人にとっても子供にとっても同じです。受験勉強であっても必ず休みの日を入れるようにしましょう。また、勉強計画のズレを修正するために予備日も必ず入れましょう。復習日の次の日に入れると区切りがいいでしょう。

東大生が作った勉強計画テンプレートを紹介!

それでは、実際に東大生が作ったテンプレートとスケジュールの立て方を、東大BKK(勉強計画研究)サークルのサイトから紹介していきます。

年間スケジュールのテンプレート

こちらのテンプレートは4~7月、8月(夏休み)、9~11月、12月(冬休み)、1~2月の5つのステージに分け、その時期にクリアしたい目標を書き込む様式になっています。右側はカレンダーになっており、勉強した日、休日や予備日など自分なりのマークをつけていくといいでしょう。日に日に埋まっていくカレンダーを見て「これだけ勉強した」という自信につなげていきましょう。

こちらのページでは、東大生による年間スケジュール表のテンプレートや、実際の計画の立て方が紹介されています。ぜひ参考にしてください。

月間スケジュールのテンプレート

こちらのページでは、年間スケジュールをかみ砕いた月間のスケジュールのテンプレートが紹介されています。今月の目標を設定することによって、より明確な計画を立てることができます。

週間スケジュールのテンプレート

こちらのページでは、週間スケジュールのテンプレートが紹介されており、1週間でどの教科をどれくらい勉強したかが分かるものになっています。

1日のスケジュールのテンプレート

最後に、こちらが1日のスケジュールテンプレートです。勉強する内容をより具体的に書き込むことが可能です。

1日の学習計画で重要なのは、適度に休憩を入れることです。同じ学習時間でも15分おきに息抜きをした場合の方が、学習内容を定着させるのには有効だという結果が出ています。長時間勉強することを意識するのではなく、短時間を積み上げていくことを意識しましょう。

参考

勉強時間は短い方が好成績?|朝日新聞DIGITAL

スケジュールが崩れたら

予備日を使って調整する

スケジュールが崩れたら予備日を使って調整しましょう。後ろに倒れてきてしまったら予備日を復習日にし、その前の日に足りない内容を入れていきましょう。一週間単位であればすぐに調整可能なので、後回しにせずその週で取り返していきましょう。

毎月計画を見直す

どれだけ綿密にスケジュールを立てても計画通りにいかないこともあります。ですので、毎月月末には計画を見直すようにしましょう。取り返せなかったものがあれば翌月に盛り込んで計画倒れをリセットしましょう。

おわりに

勉強スケジュールについてまとめました。スケジュールを立てる時間があれば勉強に回した方がいいという方もいるかもしれませんが、勉強スケジュールを立てることによって「逆算」ができますので、無計画に進めるよりも断然効率がいいものです。それでも苦手という場合はまずは3日間だけ試してみるのもいいでしょう。少しずつ計画に沿って動いてみることをおすすめします。

参考
勉強時間は短い方が好成績?|朝日新聞DIGITAL
超効率的な勉強計画の立て方!【現役早大生がこっそり教えます】|Studyplus
【東大生作】22の勉強計画テンプレート!成績のあがる学習計画表が作れる!|東大BKKサークル
受験の合否を分ける「最強勉強計画」の立て方|元宅浪の東大生が伝授|東大みおりんのわーいわーい喫茶

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cocoiro編集部

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