思春期にイライラする原因は?親がとってはいけない言動とは?

思春期は、子供であれば必ず通る道です。子供の接し方について悩んでいる親も多いでしょう。思春期の子供は常にイライラしている様子で、声をかけても態度が悪いものです。傷つけないように接するにはどうしたらいいか、どうするのが正解なのか常に不安に思っている方もいるでしょう。

この記事では、思春期を迎えた子供がイライラしてしまう原因や思春期の特徴、親の言動についてまとめました。親にとっては大変な時期かもしれませんが、子供にとっては新しい「第二の自分」を誕生させるとても大事な時期です。子供が今どのような状態にあるのか、どう接してあげたらいいかを考えていきましょう。

思春期のイライラや無気力の原因は?

思春期の子供がイライラしてしまったり、無気力になる原因は大きく2つあります。これは大人になるために必要なことであり、子供自身でどうにかできるものでもありません。親は「大人になるためのステップ」と割り切って、子供と同様にイライラしないようにしましょう。

ホルモンバランスの影響

思春期にイライラし、無気力になってしまう原因には、ホルモンバランスの影響があります。子供は思春期を迎えると男性ホルモン、女性ホルモンの分泌が高まり、心身がとても不安定な状態になります。これは第二次性徴と言われるもので、体つきが段々と変化していきます。このころの中学生の3人に1人は体型や容姿について悩んでおり、自分の外見をとても気にしやすい時期でもあります。ネガティブな批評をされると過剰に傷ついたり、怒りをあらわにすることもあります。特に自分の周りの大人に言われると軽べつの気持ちを持つこともあるようです。

参考
思春期の悩みと相談先|健やか親子21
体の発達‐第二次性徴などの変化|家庭のストレス・マネジメント

心のバランスを保とうとしている

心のバランスを保とうとしていることも原因のようです。ホルモンの分泌が急速に高まることにより、理由もなくモヤモヤした気持ちになったり、ちょっとしたことに感情が刺激されイライラしてしまうことがあります。これは自分自身が体の成長に戸惑っていて、心のバランスを保とうとしているのです。親から見れば心配になりますが、これは自分のアイデンティティを形成する上でとても重要なことなのです。

思春期を迎えた子供の3つの精神的特徴

思春期を迎えた子供には3つの精神的特徴があります。子供と話す機会が減ってきた、子供の考えが理解できない、態度が良くないと思い始めたら「子供が思春期を迎えようとしているのかも」と理解し、子離れの準備を始めましょう。以下のような精神的特徴が思春期のサインになります。

親から自立しようとする

思春期迎えた子供は、親から自立しようとします。これまで親と一緒に築いてきた価値観をいったん分解し、新しい環境での気付きを取り込みつつ自分の価値観を新たに構築しようとします。これが自立の始まりです。このころは親から口出しされることを不快に思い、勝手に自分の物に触れられることを極端に嫌がります。

友好関係を意識するようになる

それまでは親子関係を重視していましたが、このころからは友好関係に重きを置き始めます。友達から承認されることが社会から承認されていることとみなすようになり、仲間外れにされないよう、多数派の意見に合わせることが多くなります。自己顕示の方法を模索し、努力してコミュニケーション能力を伸ばしていきますが、友好関係を維持しようとすることでかかるプレッシャーやストレスを家族にぶつけてしまうことがあります。

自分らしさを求めるようになる

思春期の子供は自分の存在について考え始め、自分の個性や技能、弱点、欠点を見つけ、確認しようとします。思春期になると「自分がよく分からない」と答える子供がいますが、それはまだ自分を探している最中にあること。とても自然な感情です。肯定的に評価してくれる仲間の中で、自分はこういう人間なんだと知ることができるととても安心するものです。

参考
思春期のサイン・3つの特徴・親としての接し方とは?臨床心理士が解説|Reme