正しく子供の日焼け止めを選ぶ3つのポイント
ここからは、日焼け止めを選ぶ際の3つのポイントをご紹介します。大人であれば、ある程度の刺激があっても、湿疹などの肌トラブルに発展することは少ないですが、肌がデリケートな子供が使う日焼け止めは、なによりも刺激が少ないことを重視する必要があります。
ノンケミカルのものを選ぶ
子供の日焼け止めを選ぶ際の1つ目のポイントが、ノンケミカルのものを選ぶことです。どのようなものが入っているかは裏面の成分表を見れば分かりますが、その中から化学物質かどうかを判断することは簡単ではありません。
しかし、子供が使用する日焼け止めにおいては、紫外線吸収剤が入っていないものがノンケミカルに該当するという定義付けがされています。そのため、紫外線吸収剤が入っていないかをチェックすれば、子供の肌に悪影響になるほどの刺激は回避できます。
無香料無着色のものを選ぶ
子供が使用する日焼け止めは、無香料無着色のものを選ぶようにしましょう。香料や色がついているものは、それだけで肌の刺激になる成分が含まれていることも珍しくありません。また、香りが強すぎることで、子供が使いたがらないというデメリットも。無香料無着色のアイテムであれば避けることができます。
シーンに応じてSPF・PAを使い分ける
シーンに応じてSPF・PAを使い分けることも、正しく子供の日焼け止めを選ぶポイントです。SPFは、肌を急激に日焼けさせるUV-Bという紫外線を防ぐ値であり、0~50の数値で表されます。また、PAは時間をかけて肌の内部まで浸透していく、UV-Aという紫外線を防ぐ値であり、+~++++の4段階でその強さが表されます。
いずれの値も高い分だけ、紫外線をカットする能力が高いことを意味しますが、その分肌への負担も大きくなります。外で遊んでいるときや、プールや海で遊んでいるときなど、そのシーンに合わせて、SPAやPAの値を使い分けることで、子供の肌を気遣ったケアを行いましょう。
おすすめの子供の日焼け止めアイテム3選
最後に子供の日焼け止めにおすすめできる3つのアイテムをご紹介します。日焼け止め効果のあるアイテムは数多く販売されていますが、子供の肌を気遣った日焼け止めは限られています。
ALOBABY(アロベビー) UV&アウトドアミスト|株式会社N&O Life
スプレータイプで簡単に塗ることができるアイテムが、株式会社N&O LifeのALOBABY(アロベビー) UV&アウトドアミストです。紫外線対策はもちろん、なんと虫よけ効果もある一石二鳥のアイテムとして人気を集めています。
紫外線吸収剤は100%天然由来成分であり、虫よけ成分もレモングラスやローズマリーなどの天然由来の成分で構成されているため、子供の肌をケアした日焼け防止を実現してくれるアイテムといえます。
ニベアサン プロテクトウォータージェル こども用 SPF28 PA++|ニベア(NIVEA)
スーパーやドラッグストアなどで手軽に購入できるアイテムが、ニベア(NIVEA)のニベアサン プロテクトウォータージェル こども用 SPF28 PA++です。名前からも分かるように、SPF値が28、PA値が++であるため、こまめに塗りなおすようにすることで、肌に負担をかけずに紫外線の影響をおさえられるアイテムです。
アネッサ ベビーケア サンスクリーンN|資生堂
資生堂が手がける子供用日焼け止めアイテムとして人気を集めているのが、アネッサ ベビーケア サンスクリーンNです。SPF値が34、PA値が+++であり、ニベア(NIVEA)のニベアサン プロテクトウォータージェルよりも紫外線をカットする性能が高いアイテムです。
ただし、デリケートなベビーの肌に負担にならないようにアルコールや防腐剤、鉱物油が使われていないといった配慮がなされているため、日常的に使用しやすいアイテムとして人気を集めています。
まとめ
子供の日焼けには、皮膚の老化を早める、皮膚がんを発症する可能性を高めるといったリスクがあることが分かっています。そのため、小さい子供がいる家庭では日焼け対策が求められ、海やプールで遊ぶ場合、外で遊ぶ場合など、シーンに合わせた正しい対策を身につけておく必要があります。また、子供の肌はデリケートであり、日焼け止めのアイテムを使用する場合にもいくつかの注意点があります。子供の肌ケアを行えるアイテムを選ぶことが、なによりも重要です。
参考
【小児科医監修】子どもの日焼け、海、プール、自転車などシーン別対策とケア|KIDSNA
子どもに紫外線はリスク!?学校が日焼け止めを禁止する理由とは|ママスタセレクト
子供の日焼け対策は大丈夫?デリケートな肌を紫外線から守る方法|CHINTAI情報局