『赤毛のアン』の読書感想文・上手に書くには?
『赤毛のアン』の読書感想文を上手に書くには、4つのポイントがあります。このポイントを頭に入れながら物語を読み進めていきましょう。
【ポイント1】アニメから入る
『赤毛のアン』はミュージカルや実写版映画・アニメなどさまざまなメディアに起用されています。いきなり本を読むのが苦手、読んでもなかなかポイントを絞り込むことができないと感じる人は、まずアニメなどの映像を見てから本を読んでみることをおすすめします。
映像では、文字だけでは表せない感情の機微や登場人物のイメージなどを目で確認することができます。どのような物語なのかというざっくりとしたあらすじをつかむためにも、一度アニメを見てみると良いでしょう。
【ポイント2】メモを取りながら本を読む
本を読み進めていくなかで、印象に残ったシーンやセリフなどをメモに取っておく習慣をつけましょう。気になった部分のページに付箋を貼るのもおすすめです。
本を読み終わっていざ感想文を書こうとしたときに、どの部分で自分が感動したのか、どのセリフやシーンが印象に残っていたのかが分からないと、文章にまとめることが難しくなります。また本文から引用してくるケースなども考えられるので、「読書感想文を書くための読書」として読み進めてください。
【ポイント3】構成を考えてから書く
たとえ1,000字でもいきなり書き進めるのはとても難しいです。文字数を稼ぐために「おもしろかった」「〇〇が印象的だった」という言葉を羅列してしまうことになります。
小学校の低学年では文章を書くときに
- はじめ
- なか
- おわり
という3部構成で文章を書くように指導されます。これは文章の組み立ての基本にあたります。
- はじめ:テーマについて
- なか:自分はこの本を読んで何を感じたのか
- おわり:この本を読んで得られたこと・考えさせられたこと
など、あらかじめ自分なりの骨子を組み立ててから書くようにすると、内容の重複がなくなります。文字数にもよりますが、おおむねこの3部構成で書けばまとまりのある文章になります。
【ポイント4】家の人に読んでもらう
文章を書いた後は必ず第三者、できれば保護者に読んでもらうと良いでしょう。特に小学生などは句読点がおかしかったり、「てにをは」が適切でない場合もあります。文章を練り直すことによって、誤字脱字や内容のバランスも分かってくるので、提出前には必ず見直しも兼ねて、家の人に読んでもらいましょう。
まとめ
読書感想文はコツさえつかんでしまえば、難しい課題ではありません。苦手意識が先行してしまい「自分には書けない」「自分は文章が上手ではない」という思い込みが影響していることも少なくありません。
『赤毛のアン』は非常に読みやすい物語です。またアニメなどもあるので、いきなり難しい本を読むわけではないと子供にアドバイスしてあげましょう。あとはちょっとしたコツを教えてあげるだけで、子供は格段に感想文が書きやすくなります。
参考
赤毛のアン/モンゴメリのあらすじと読書感想文|ミニシアター通信
小説『赤毛のアン』あらすじと感想。大人にこそおすすめの純文学。|ももちんの書評情報
読書感想文 題名の書き方・タイトルの付け方例!長い時や書く場所は? |なんでも情報発信局
赤毛のアン【Anne of Green Gables】全50話|You Tube