暑く食欲を失いがちな夏の時期にお弁当を作るのはいろいろと気を使います。暑さゆえの食中毒も心配になるでしょう。そんなときに活躍するのがそうめんのお弁当です。そうめんというと夏の食卓に上ることの多いメニューの一つですが、お弁当としても利用することができます。そこでこの記事ではそうめんのお弁当に関する情報をまとめました。お弁当にするときのポイントやおすすめのお弁当箱などもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
もくじ
そうめん弁当を作るポイント
そうめんをお弁当にするときには、普段家で食べているときとは少々異なった点に注意する必要があります。4つのポイントをご紹介します。
お弁当用そうめんの茹で時間は?
そうめんの茹で時間は、通常と全く同じにします。
茹でてから時間を置いた状態で食べることを考えると、どうしても短めに茹でてしまいがちですが、ここが大きなポイント。
茹で時間を短くすると、そうめんは水分が足りない状態なのでもっと水分を吸おうとします。結果、ベチョベチョで、もったりとしたおいしくない麺になってしまいます。麺がのびてしまう原因にもなるので、茹で時間は袋などに書かれている通りの時間で茹でてください。
時間が経ってものびないそうめんの作り方
もう1つのポイントは、茹で上がったら冷たい氷水でしっかりとしめることです。急激に冷たい水でしめることで麺にコシが生まれます。また、しめた後は水気をしっかりと切ってください。水気が残っていると麺が伸びる原因にもなり、また傷む原因にもなってしまいます。
時間が経っても固まらないそうめんの作り方
お弁当にそうめんを入れると固まらないのか? と思われる方もいらっしゃるはず。確かに茹で上がった麺をそのままお弁当箱に入れてしまえば、麺は固まって食べにくくなります。固まった麺は味も落ちてしまいます。
固まらないそうめんの作り方は、まず詰めるときに小分けにすること。まとめて入れてしまうと麺が固まってしまいます。衛生面を考えて箸や手袋を使用して細かく入れましょう。
(参照元:kkkinnn_|Instagram)
また茹で上がった麺にオリーブオイルなどを少量混ぜるのも良い方法です。風味を損なうことなく、麺が固まるのを防ぐことができます。
食中毒に注意!
夏のお弁当作りで気になるのは食材の傷みです。食中毒を起こす黄色ブドウ球菌やセレウス菌などを付着させ、増やさないためにはさまざまな方法があります。
そうめんのお弁当で食中毒を防ぐ方法は
- 麺を茹で終わった後に最後に酢水で麺を洗う(1ℓの水に大さじ1の酢)
- 水気をしっかりと切る
- 前の晩ではなく朝に調理する
などが有効な対策です。小分けにした市販のそうめんのつゆを冷凍し、保冷剤代わりにお弁当に入れれば、食中毒の対策にもなり、お昼には冷たいつゆでそうめんを食べることができるのでおすすめです。