夏の定番スイーツの1つであるかき氷に欠かせないものといえばシロップでしょう。かき氷シロップにはいちごやメロン、マンゴーなどさまざまな味がありますが、どれも同じ味だという説があります。果たしてそれは本当なのでしょうか？ そこで今回は、かき氷の味はどれも同じ味なのかどうか、その真相に迫ります。おすすめのかき氷シロップと、そのレシピもご紹介します。
もくじ
かき氷シロップの味は全部同じ！
結論からいうと、かき氷シロップの味はどれも同じです。甘味、旨味、塩味、苦味、酸味の5味を測定できる味覚センサー「レオ」を用いた検証によると、いちご、メロン、ブルーハワイの3種類を分析した結果、どの味にも強い甘味とほど良い酸味があり、3種類とも味にほぼ変わりはないということが判明しました。
参考
かき氷のシロップの味は“幻覚”だったのかを味覚センサーで検証してみた！｜味博士の研究所
そのため、目隠しをして鼻をつまんだ状態、つまり視覚と嗅覚が利かない状態でかき氷シロップを口にした場合、何の味か分からないということが起こります。
かき氷シロップには同じ材料が使われている
味覚センサー「レオ」による検証では、3種類のかき氷シロップの味はほぼ同じであるという分析結果となりました。この理由は、かき氷シロップに使われている原材料にあります。
ある食品メーカーが販売するかき氷シロップ3種（いちご、メロン、ブルーハワイ）の原材料名を調べてみると、「果糖ブドウ糖液糖、砂糖、食塩、香料、酸味料、着色料」と3種類すべてにおいて同じものが使用されていることが分かりました。
参考
かき氷のシロップの味は“幻覚”だったのかを味覚センサーで検証してみた！｜味博士の研究所
味が違うと感じるのは香料と色の違い！
では、なぜどのかき氷シロップにも同じ材料が使用されているのに、違う味のように感じるのでしょうか？
その答えは、それぞれの味に使われている香料と着色料にあります。いちご味にはいちごの香料に紫イモ色素や紫コーン色素が、メロンにはメロンの香料に黄色4号と青色1号の着色料が、ブルーハワイにはラムネサイダーの香料に青色1号と赤色102号の着色料がそれぞれ使われています。
人間の脳は食べ物の見た目とにおいから味を判断しているため、その2つが人の味覚に及ぼす影響は大きいとされています。よって、かき氷シロップの味が違うように感じられるのは、脳によって引き起こされる「錯覚」といえるでしょう。
子供にも安心！おすすめ無添加かき氷シロップ4選
ここからは、おすすめのかき氷シロップをご紹介します。まずは、子供にも安心して与えられる無添加のかき氷シロップの4点です。
1．フルーツバスケット 無添加かき氷シロップ6本セット
着色料、甘味料、酸味料、香料、保存料といった食品添加物が一切使われていないかき氷シロップです。こちらのセットには国産いちご、マンゴー、石垣島産パイン、広島産レモン、温州みかん、山梨県産ぶどうの6味が含まれています。
かき氷以外にもヨーグルトやアイスクリームにかけたり、お菓子作りに使用したり、炭酸や水で割ってフルーツジュースを作ることもでき、使い方にはバリエーションがあります。各180ml入りと家庭でも使いやすいサイズ。単品売りもされているので、「まずは試してみたい」という場合でも安心して購入できます。
2．氷みつ南のパラダイス いちご
保存料、合成甘味料、合成着色料を一切使っておらず、はちみつ、ビタミンC、りんごといちごの果汁が合わせて30%入ったのかき氷シロップです。購入者からはやさしい味でおいしいとの声が上がっています。1800ml入りなのでたっぷりとかけたり、パーティーやお祭りなど大人数で楽しむことができる商品です。
3．信州自然王国 かき氷アプリコットシロップ
信州産のアプリコット（あんず）の果肉をそのままシロップにしたかき氷シロップです。原材料はアプリコット、りんご果汁、レモン果汁、砂糖といたってシンプル。酸味のある甘さを楽しめます。かき氷はもちろん、ヨーグルトのソースとして、水や炭酸水で割ってジュースとしてもおいしく食べられます。260g入りと家庭で使い切りやすい大きさです。
4．井村屋 こだわりの氷みつ4種セット
合成着色料不使用のかき氷シロップ4種セットです。栃木県産とちおとめ果汁を使った「いちご味」、京都老舗宇治は専門店の抹茶を使った「抹茶味」、国産巨峰果汁を使った「ぶどう味」、アルフォンソマンゴーのピューレを使った「マンゴー味」の4つの味が楽しめます。各150g入りなので家庭でも使いやすい大きさ。幅広い味を試してみたい方におすすめの商品です。
