子供のやる気を引き出すには?
それでは、実際に子供のやる気を引き出すにはどうすればいいのでしょうか。子供の機嫌を損なわずに、しっかり勉強させる有効な方法をいくつかご紹介します。
子供とスキンシップをとる
叱り続けてしまうと、どうしても子供は自信をなくしてしまいます。その結果、自分には愛情が向いていないという考えになってしまい、情緒不安定になる子供もいるでしょう。
そういった子供は親の言うことを聞き入れる余裕があまりないため、叱ってもそこまで効果はありません。
まずは、しっかりと親の愛情を受けていると感じてもらうことが大切です。そこで必要になってくるのがスキンシップです。小さなころはどうしても手がかかるためある程度のスキンシップがありましたが、大きくなるとそれがなくなってきてしまいます。
そのため、子供が愛情を受けていないと勘違いしてしまい、親の言うことを聞かなくなるケースもあるようです。しっかりと愛情を受けている実感を持ってもらうために、子供とは定期的に触れ合うようにしましょう。
子供に分かりやすい話題で勉強の大切さを教える
そもそも勉強の大切さをまだ知らない子供も多いです。なぜ勉強する必要があるのか、なぜ親がそこまで勉強しろと言うのかを理解させる必要があります。
そのためには、まず将来のビジョンについて話をしましょう。
将来的には高校や大学を受験し、そのまま就職することを考えているのであれば、その際には必ず知識が必要となります。そういった知識を学ぶためにも、勉強は必ず必要になります。
この過程を子供が想像しやすい漫画や絵本に例えてあげると、子供もとても納得しやすいと思います。子供がイメージしやすい話題で、勉強の大切さを伝えてあげるといいでしょう。
短時間で勉強させる
基本的に長時間勉強するのはなかなか難しいです。なので、しっかりと時間を区切って勉強するようにしましょう。
これは30分に区切ってもいいですし、1時間に区切ってもいいです。子供がしっかりと集中できる時間でスケジュールを組んであげて、効果的に勉強させるようにしましょう。
得意教科から勉強させる
得意教科から勉強させることで、子供に勉強の成功体験を経験させてあげることができます。分からない問題ばかり出てくるとなかなかやる気が出にくいものです。できないことが続いていけば、どんどんやる気が失われてしまいます。
なので、まず得意な教科でたくさん成功体験を積ませてあげましょう。問題を解けた喜びが勉強をする意欲へと変わっていくでしょう。子供が自信を持てるように仕向けてあげるのも親の大切な役割です。
終わりに
今回は子供のやる気の引き出し方についてご紹介しましたが、親がしっかりと関われることも多いです。
逆に、親の接し方しだいでは子供のやる気が奪われてしまうこともあります。接し方を間違えないようにして、子供のやる気をしっかりと引き出せるように気をつけましょう。
参考
親が「勉強しろ」と言うとやる気がなくなる!?なぜ逆効果なの?|言の葉手帳
「家庭学習調査2018」を実施 母親と父親「子どもの生活や学習への関わり方」の違いとは?|KUMON