【吃音】子供が吃音かも?原因と対処法を徹底解説! - cocoiro(ココイロ) - Page 3

吃音の現状

子供 どもり
それでは現在、吃音はどのように受け止められているのでしょうか。一般的な吃音に対する印象などを紹介していきます。

吃音はそこまで認知されていない

実際に「吃音」という言葉を聞いたことがあるという人は多いと思われますが、そこまで認知されているわけではありません。そのため、なかなか理解されにくい症状でもあります。

また、見た目に影響しないという点で理解されにくい症状でもあります。しかし、一定数の患者がいる症状なので、当事者以外の人も理解しておく症状の1つでしょう。

吃音が発生しやすい環境

これが悪いというものはありませんが、環境も吃音の1つの原因となっていることは確かです。コミュニケーション環境が悪かったり、親の養育態度が悪かったりすることが複合的に加わり、吃音を発症すると言われています。

そのため、できるだけストレスのかからない環境で育ててあげましょう。子供のときに対処してあげることで改善の余地はあります。

いくつかの吃音の種類

吃音の症状は、大きく分けて3つあります。

1つめは「わ、わ、私は」のように音節を繰り返すことです。このパターンから吃音が始まるという人も多いです。

2つめは、「ぼーくは」のように最初の音を引き伸ばして長めに言う状態です。

3つめは、言葉が詰まることで、話そうとしているのに声が出ず声帯が閉鎖してしまい、「うっ」となるような状態です。

基本的にこの3つの症状が多く、この傾向が子供に出てきた場合は吃音を疑っても良いかもしれません。

吃音の体験談

実際に、子供が吃音の可能性がある親御さんの体験談などを聞くと、いくらかイメージしやすいでしょう。2歳を過ぎたころから喋りが詰まったり、なかなか言葉が出てこないという時期があるようです。

自分の子供がそういった状態になると、どうしても不安に思ってしまう親御さんが多いでしょう。

もし子供がそうなったら、親はゆっくりと話してあげて、子供が話そうとしていることを待ってあげるということが大事です。

あまり急かしたりせずに、ゆっくり子供のペースで話させてあげるようにしましょう。

終わりに

今回は子供が吃音になったときの対策方法などを紹介しましたが、情報量が少なく明確な対処方法もないため、困っている親御さんも多いようです。

しかし、今後新しい情報等が出てくる可能性も十分ありますので、定期的にチェックしておくと良いでしょう。

参考

子どもとからだの健康 -どもり(吃音)-|教育家庭新聞

吃音(どもり)とは何か|日本吃音臨床研究会

どもりについて(2008/12/12配信分)|イクちゃんネット

吃音の原因と予後|吃音ポータルサイト

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takushi_fujiwara

北海道が拠点の道産子ライター。定期的に海外を訪れて日本以外の教育に触れる機会を設けています。