おちんちんが痛い子供への対応
症状は何であれ、痛がっている子供の姿を見るのはいたたまれないものです。目の前で痛みを訴える子供に対して、親はどのような対応をしてあげればいいのでしょうか? 今回はおちんちんを痛がっている子供への親の対応を3つご紹介します。
手で触ったことを叱らない
先にご紹介したとおり、おちんちんが痛くなってしまう原因の1つには子供が手で触ってしまった可能性が考えられます。しかし、痛がっている子供に対して「手で触っていないよね?」、「どうして触ったの?」など、問い詰めて叱るようなことは避けるべきでしょう。
もしも叱ってしまった場合の子供のようすについて、町田先生は以下のように話しています。
「デリケートな場所だけに、子どもも何か悪いことをしたような気持ちになっています。『汚い手で触ったからこうなった』など、責めるような言葉をかけたり、叱りつけたりしないよう注意してください。そこで親が恐怖心を与えてしまうと、痛くてもすぐに言わなくなったり、病院を受診したときに先生にうまく見せてくれなくなったりしてしまいます」
(引用元:おちんちんが「痛い・赤い・腫れる」原因は? 医師が対処法紹介|いこーよ)
おちんちんが痛む原因は、子供が手で触ってしまったことだけではありません。もしかすると、大きな病気が潜んでいるかもしれないのです。痛みを訴えた際に親から叱られてしまっては、その後に大きな病気が隠れていても子供は言い出せなくなってしまうかもしれません。
痛みを感じているのは子供であり、もっとも苦しんでいるのもまた子供本人です。まずは優しく症状を確認したり、状況を見て病院へ連れて行ったりするなどの対応をしてあげましょう。
優しくお湯で洗う
子供が痛みを訴えてきたら、まずは患部を確認しながら清潔な状態にしてあげることも必要です。このときの対応について、町田先生は以下のように話しています。
「腫れているときや膿が出ているときは、あまり患部に触らないでください。無理に皮を引っ張ったり、石鹸をつけてごしごし洗ったりしてもいけません。お湯で洗い流す程度にして、すぐにかかりつけの小児科や泌尿器科へ行くようにしてください」
(引用元:おちんちんが「痛い・赤い・腫れる」原因は? 医師が対処法紹介|いこーよ)
汚れが原因と考えられるのであれば、まずはきれいに洗わなければ! と考える親もいるかもしれません。しかし痛む患部を刺激してしまっては、痛みがさらに増してしまうかもしれません。
石鹸でごしごしと洗うことはせずに、まずはお湯で優しく洗い流してあげましょう。刺激しないように柔らかいタオルで水分を拭き取ったら、お医者さんに診てもらいましょう。
小児科に連れて行く
おちんちんが痛む理由はさまざま考えられるため、専門家に診察してもらうことが最も安心できる解決策と言えます。病院へ連れて行く場合には、まずは小児科で診てもらうといいでしょう。可能であれば、小児泌尿器科や泌尿器科で診てもらうこともおすすめです。
ただし、行き慣れない病院へ連れて行くと子供が怖がってしまうかもしれません。馴染みのある小児科などの病院で診てもらうことで、子供の恐怖心を比較的抑えてあげることができるでしょう。
例えば亀頭包皮炎の場合は、診察後に軟膏や飲み薬などを処方されます。症状の具合によっては2〜3日で痛みが引くこともあるため、早く治すためにも適切な処置を心がけましょう。
おわりに
体の痛みにはさまざまな原因があり、場合によっては病気のサインである可能性もあります。子供の気持ちに寄り添って、一緒に痛みを取り除くよう接してあげましょう。
参考
おちんちんが「痛い・赤い・腫れる」原因は? 医師が対処法紹介|いこーよ
医師が回答! 子供のおちんちんの正しい知識&洗い方&ケア方法|いこーよ
小児泌尿器科とは?|日本小児泌尿器科学会
「おちんちんが痛い」「娘の下着におりもの?」|自由が丘メディカルプラザ 小児科
こども(小児・男子)の包茎について|佐々木クリニック
小児腎臓病科・小児泌尿器科|原小児科クリニック