三重とびの練習を始めよう
(出典:【大会1位】三重とび | YouTube)
二重とび連続50回が安定してできるようになったら、いよいよ三重とびの練習を始めましょう。まずは3回なわを回すということの感覚をつかむ練習から始めます。
3回回すリズムを覚える
ここからは三重とびの練習です。三重とびがとべるようになるためのスモールステップは以下のようになっています。この時点で、1つ目のステップは達成できています。
- 二重とびマスターになる ○
- ジャンプしながら3回手を叩けるようになる
- 片手でなわを持って3回なわを回せるようになる
- 片手でなわを持ってジャンプしながら3回なわを回せるようになる
- 前とびから三重とびを1回とべるようにする
- 連続して三重とびをとべるようにする
一度できるようになってしまうとあまり意識しないことですが、二重とびの場合は1回のジャンプで2回なわを回しています。三重とびの場合はこれが3回になります。まずは、1回ジャンプしている間になわを3回回すということを体が覚える必要があります。
まずはジャンプして3回手を叩く
なわとびを持たずにジャンプするところから始めましょう。普通になわとびをとぶ感覚でジャンプすると、3回手を叩き終わらないうちに着地してしまうかもしれません。
(出典:生山 ヒジキ | Instagram)
実際に三重・四重とびができる人のジャンプを見てみると、普通のなわとびと違い膝を曲げて滞空時間を伸ばしているのが分かります。二重とびまでは膝をまっすぐにしたジャンプで十分なのですが、三重とびには少し滞空時間が足りません。まずは3回手を叩くためにはどのくらいの長さのジャンプが必要なのか、コツをつかみましょう。
可能であればトランポリンを使う
なわとび教室ではこの感覚をつかむためにトランポリンを使うこともあるそうです。家庭でもトランポリンを練習に使うことも可能ですが、家庭用のトランポリンはあまり大きくないため、飛び出しなどの事故が起きる可能性があります。使用するときは十分に安全に気をつけてください。
- 二重とびマスターになる ○
- ジャンプしながら3回手を叩けるようになる ○
- 片手でなわを持って3回なわを回せるようになる
- 片手でなわを持ってジャンプしながら3回なわを回せるようになる
- 前とびから三重とびを1回とべるようにする
- 連続して三重とびをとべるようにする
ここまででスモールステップの2つ目までできるようになりました。
なわとびを持って3回回す練習をしよう
余計な体力を使わないようにする
「三重とびをしよう!」と考えると、肩などに余計な力が入ってしまう子供もいます。力みすぎるとすぐに疲れるばかりでなく、上手に体が動かなくなるので、力を使わずに3回なわを回せるようにしましょう。
まずは利き手でなわとびの持ち手を両方持ち、3回回してみましょう。1回のジャンプの長さで3回回せるようになることがポイントです。片手回しの感覚がつかめてきたら、ジャンプしながら回してみるようにしましょう。
思い切ってジャンプするのが大切
- 二重とびマスターになる ○
- ジャンプしながら3回手を叩けるようになる ○
- 片手でなわを持って3回なわを回せるようになる ○
- 片手でなわを持ってジャンプしながら3回なわを回せるようになる ○
- 前とびから三重とびを1回とべるようにする
- 連続して三重とびをとべるようにする
だんだんとスモールステップを進んできました。いよいよ三重とびの実践に入ります。前とびからそのまま三重とびに移行し、まずは1回引っかからずにとびきることを目標にしてください。
三重とびは二重とびの発展という印象が強いので、助走として二重とびをしたくなるかもしれません。しかし、二重とびはそれ自体で体力を使うので、三重とびに移行しようとしたときに足がもつれたりして失敗する可能性が高くなります。前とびから直接三重とびを飛ぶ練習をしましょう。
ジャンプの練習をしていたときの感覚を思い出して、思い切ってジャンプして滞空時間を伸ばしてください。
1回とべた後の練習方法
- 二重とびマスターになる ○
- ジャンプしながら3回手を叩けるようになる ○
- 片手でなわを持って3回なわを回せるようになる ○
- 片手でなわを持ってジャンプしながら3回なわを回せるようになる ○
- 前とびから三重とびを1回とべるようにする ○
- 連続して三重とびをとべるようにする
ここまでで「三重とびをとぶ」という目標は達成しました。1回の三重とびが失敗せずにできるようになったら、最後に連続してとぶ練習をしてみてください。
これは、思い切ってジャンプして着地することの繰り返しです。長くジャンプするので、着地後は座り込んでしまっている子供も多いでしょう。
その状態からでもいいので、前とびを続けるところから始めてください。三重とびをとび終わった後に、止まらずに続けることができるようになることが最初のポイントです。そこから少しずつ2回目の滞空時間を伸ばして、三重とびへとつなげていけるように練習してみてください。
まとめ
高難易度という印象の強い三重とびの練習方法について解説しました。子供のモチベーションを維持するのはもちろんですが、とびやすいなわとびを選ぶこともとても大切です。そこまで高価なものでもないので、ぜひとびやすいなわとびを購入してあげてください。
参考
縄跳びの余りは押し込まないで!間違った長さの調整が上達を妨げます|なわとびレッスン.com
小学生が三重跳びをするための練習方法とコツ|なわとび1本で何でもできるのだ
三重跳びは二重跳びが何回とべればできますか?また練習のコツはありますか?|なわとび1本で何でもできるのだ