扇風機が動かない!故障した場合の対処法
チェックポイントを確認しても扇風機が動かないときには、故障が考えられます。扇風機が故障した場合は、どのような対処法があるのかまとめました。
自分で分解修理するのはNG
インターネットで検索すると、「自分で分解修理をして直した」という人のブログが見つかります。確かに自分で簡単に直せたら……と誰もが思いますが、実はこれは絶対にやってはいけません。メーカーでは個人による分解・修理・改造を固く禁じています。火災や感電、ケガの原因になりますし、取り返しのつかない事故に発展するかもしれません。
購入店またはメーカーに修理を依頼する
修理は購入店やメーカーに依頼するのが一般的です。
購入日から1年間の「メーカー保証」を利用する
扇風機などの家電には、通常購入日から1年間の「メーカー保証」が付いています。これは「無改造の自然故障において、メーカーが無料で修理を行う」というもの。不注意で壊してしまったという場合は保証外になることもあります。メーカー保証を受けるには、記入済の保証書が必要となります。紛失すると有償での修理となることもあるので注意しましょう。
販売店によっては独自の延長保証を付けているケースもあります。購入時のレシートや保証書を確認しましょう。
メーカー保証期間外は修理費用が自己負担に
保証期間を過ぎたり、保証対象外だったりすると自己負担での修理となります。以下は東芝製の扇風機を持ち込み修理依頼した際の修理費用例です。メーカーや故障状態などによって異なりますので、あくまで参考としてご覧ください。
状態 | 予想される作業・交換部品 | ※おおよその修理料金(税込) |
羽根が回らない | モーター組立 | ¥9,000 ~ ¥12,000 |
基板 | ¥7,000 ~ ¥14,000 | |
中間コード | ¥6,000 ~ ¥7,000 | |
電源が入らない | 基盤 | ¥7,000 ~ ¥14,000 |
電源コード | ¥6,000 ~ ¥7,000 | |
コードリール | ¥7,000 ~ ¥8,000 |
※技術料、部品代、出張料などの総額。離島および離島に準ずる遠隔地の場合は、出張に要する実費の負担あり
参考
新しい扇風機を購入する
保証がなく自費で修理をするより、新しい扇風機を購入する方が費用がかからないこともあります。メーカーや機能などにもよりますが、扇風機は安いもので数千円から購入可能です。
多くの自治体では「粗大ごみ」に
扇風機を捨てるときに気になるのが、その捨て方ではないでしょうか。多くの自治体では、扇風機は「粗大ごみ」に分類されているようです。粗大ごみとして捨てる場合は、各自治体が定めたルールに従って出しましょう。
すぐに捨てたいというときには、不用品回収業者に依頼する方法もあります。ただし、不用品回収業者の中には追加料金が発生したり、多額の費用を請求したりする悪質な業者もいますので、くれぐれも気をつけましょう。
ご存知ですか?耐用年数
2009年度以降に販売された家電製品には、製品ごとに「耐用年数」が表示されています。使用されている部品の劣化スピードを加味してメーカーが定めたもので、家電製品を安全に使うための基準です。扇風機は6~7年を耐用年数としているところが多いようです。
耐用年数は買い替え目安ではなく、注意して使用する目安です。すぐに買い替える必要はありませんが、期間を過ぎたら、異臭や異音などの以上の有無、コードの劣化などをチェックしましょう。
参考
扇風機編 -1-ご存じですか? 扇風機の替えどき|くらしTEPCO