「縄跳びをすると身長が伸びる。」そんな噂を聞いたことはありますか。子供の成長の中でも身長が伸びるということは親としても嬉しいことの一つですよね。また子供がなかなか身長が伸びなければ心配になってしまうこともあるかもしれません。今回は縄飛べで身長が伸びるの真相を解説します。
もくじ
縄跳びで身長は伸びるのか
縄跳びをすれば子供の身長は本当に伸びるのでしょうか。もし身長が伸びるのであればどういったメカニズムでどのような運動をすればいいのでしょうか。子供の身長が伸びるメカニズムとともにご紹介します。
縄跳びで身長は伸びない
結論から言うと縄跳びで身長を伸ばすことはできません。正確に言うと、縄跳びだけで身長を伸ばすことはできません。
遺伝以外で身長が伸びる要素としては「栄養」「睡眠」「運動」の3つがありますが、縄跳びはこのうちの「運動」として、子供の身長を伸ばすのに良い影響を与えると言われています。しかしあくまで身長が伸びる一要素にしか過ぎないので、縄跳びをしているからと言って「子供の身長が必ず伸びる」と言い切ることはできないのです。
縄跳びで身長が伸びると言われるのはなぜ?
「縄跳びをすれば身長が伸びる」という噂は、元バレーボールオリンピック日本代表の山本隆弘選手が「中学時代に毎日と縄跳びをしていたら3年間で身長が30センチ伸びた」という発言をしたことがきっかけで、「縄跳びを毎日にすれば身長が伸びるのでは?」と言う噂になったようです。
成長期である中学生がバレーボールをしていたら身長が伸びると言うのは当たり前のようですが、縄跳びをしていたから身長が伸びたというわけではないようです。
縄跳びはダイエットには効果的
縄跳びという運動は縦方向に力を働きかける運動であり、成長ホルモンを分泌しやすい運動でもあります。また、体全体の血流を高めて新陳代謝を向上させてくれるため、体温も上がり安眠効果などもあります。
つまりダイエットには向いている運動であり、学校の体育などでも積極的に縄跳びを取り入れている学校が多く、子供の成長には効果的な運動と言えるでしょう。ただし単調的な動きであるため、もっと複雑な複数の動きを取り入れなければ、身長が伸びるような体への刺激にはならないようです。
縄跳びダイエットについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
身長を伸ばすには生活習慣を意識しよう!
子供の身長を伸ばしたいのであれば、子供の身長を伸ばす上で重要な「栄養」「睡眠」「運動」の生活習慣を見直すことがおすすめです。
最初はなかなか言うことを聞かないかもしれませんが、子供も「自分の身長を伸ばすためだからしょうがない」と理解してくれるように、これから解説することを子供にも説明してあげてください。
睡眠をしっかりと取ること
まず1つは、しっかりと睡眠時間を確保することです。現代の子供たちはスマートフォンの普及によってどうしても睡眠時間が削られがちになっています。夜遅くまでゲームをしていた、夜遅くまでSNSをしていたという話はよく聞くのではないでしょうか。
しかし、十分な睡眠時間を確保しなければ子供の身長も伸びにくくなってしまいます。親御さんの方からしっかりと注意喚起をして、睡眠時間を確保するようにしてあげましょう。
また睡眠環境が良くなければしっかりとした睡眠をとることができません。睡眠環境もできるだけ整えてあげましょう。睡眠時間だけでなく睡眠の質にこだわることでより良い休息時間にすることができます。枕の高さを変えてあげたり、ベッドの柔らかさを変えてあげたりなど、親ができることも多くあります。
もし、子供が起きた後に体を痛そうにしているのであれば少し気にしてあげたほうがいいかもしれません。
寝ている時間に成長ホルモンというホルモンが分泌され、このホルモンによって骨や筋肉の成長を促し身長を伸ばすことになります。理想的な睡眠時間は8時間程度と言われており、できるだけ早く寝てできるだけ早く起きて、十分な睡眠を取ることができればベストでしょう。
睡眠サプリメントを利用して、良質な睡眠をサポートするのもおすすめです。
食生活を見直すこと
身長を伸ばす上で一番大事になってくるのが、骨の元となる栄養素をしっかりと摂取することです。その栄養素とはタンパク質とカルシウムです。カルシウムを取るために牛乳をたくさん飲むことがありますが、牛乳だけでは身長が伸びることはあまりありません。
カルシウムはあくまで骨の周りを固めて丈夫にするという役割を担っています。骨を作るための主な成分はタンパク質なので、タンパク質が含まれているものを摂取しましょう。タンパク質がたくさん含まれているのは、お肉や卵類。普段の料理に入れてあげるようにしましょう。もちろん定期的に牛乳を摂取することも忘れないようにしましょう。
またタンパク質やカルシウムは、他のビタミンやミネラルと一緒に取ることで吸収率がアップしていきます。タンパク質を摂取する際にはビタミンCやビタミンBと、カルシウムを摂取するときはマグネシウムやビタミンDと一緒に取るといいでしょう。
子供の身長を伸ばし栄養を補給するためのサプリメントもありますが、基本的に効果はないようです。できるだけ普通の食材で、質の良い食事を取れるような環境を親御さんが整えてあげましょう。
「そうは言っても仕事や家事・育児で精一杯で、食事まで気を配れないよ」という方は、サプリメントなどを利用して不足した栄養を補うと良いでしょう。
適度なストレッチや運動を行うこと
骨に縦方向の圧力がかかる運動は、身長を伸ばすのに適している運動と言われています。そのため大きくジャンプする競技に関しては身長が伸びることが期待できます。
バレーやバスケットボールなどの部活には体全体を使って大きくジャンプすることが多いので、身長が高い子供が在籍していることが多いです。
その他、ランニングなど、外の光を浴びながら運動すると、カルシウムの吸収を促すビタミンDが合成され、身長を伸ばすにはいいようです。
たまに筋トレをしすぎると子供の身長の成長が止まってしまうという噂もありますが、適度にやる分には問題がないようです。ただし、若いころに本格的なダンベルを使った筋トレなど大きな負荷がかかることをすると、筋肉の組織を壊してしまう恐れもあるので注意が必要となります。若い時は適度に負荷をかける筋トレをたくさんやる方がいいようです。
終わりに
今回は縄跳びが身長を伸ばすのに効果があるという噂についてご紹介しましたが、やはり縄跳びだけでは身長は伸びません。
生活的な要素が大きく関わってくるため、普段の生活から身長を伸ばしたいのであれば気をつける必要がありそうです。
参考
縄跳びで身長が伸びるって本当!?効果はいかに?何時間飛べばいいの?|フククル
身長を伸ばすのに縄跳びは効果的!?本当に効果はあるの?|身長を伸ばす方法はコレ!背が伸びる食べ物やサプリを紹介
身長を伸ばす方法をガチで考察してみたら「大人でも身長伸びた人」の原因分かったかもしれない|雑感ビビッ
身長を伸ばす方法とは?ストレッチ、食べ物何が効く?実際に効いた「背の伸ばし方」をインタビュー|スタディサプリ