巧緻性の意味とは?幼児向けのトレーニング・鍛え方についてもご紹介 - cocoiro(ココイロ)

「巧緻性(こうちせい)」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。耳慣れない言葉に首を傾げた経験がある人もいるかもしれません。巧緻性という言葉は、使われるシチュエーションによって少々違ったニュアンスを持つ言葉です。言葉の意味や、巧緻性のトレーニングについてご紹介します。

巧緻性とは?

まずは巧緻性の意味を解説していきます。巧緻性は、「巧緻」という単語から派生した言葉です。

「巧緻」の意味

「巧緻(こうち)」とは、主に人間が作ったものごとの出来映えについて使われる言葉です。

巧緻(コウチ)

精巧で緻密なこと。たくみで、細部にわたってよくできていること。また、そのさま。「巧緻を極めた作品」「巧緻な文章」

(引用元:巧緻(コウチ)とは | コトバンク(デジタル大辞泉の解説)

「巧緻性」は巧緻から派生した言葉ですが、物事に対してというよりは、人間の能力に対して使われることが多いようです。「巧緻性」という言葉で辞書には載っていませんが、「調整力」の類語として扱われることがあります。
調整力(ちょうせいりょく)

巧緻性,協応性ともいう。体力の一要因とされる身体的能力で,身体各部および感覚,知覚などを合理的に動員して複雑な運動技術を生み出す能力。スピード,バランス,タイミング,反応時間と相関関係が深く,高度の技術を要するスポーツにはきわめて重要な要素とされる。

(引用元:調整力(ちょうせいりょく)とは | コトバンク(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説)

上記の解説で分かるように、巧緻性とは主にスポーツで使われる言葉です。最近では応用としてスポーツ以外の場面でも使われるようになっています。それぞれのケースでの使い方を解説します。

スポーツ界での巧緻性

上記でも引用しましたが、スポーツでの巧緻性とは自分の身体能力と五感を、必要とされる局面ごとに合理的に利用する能力です。

球技などでは上達度などを測るために「スキルテスト」を行います。スキルテストは巧緻性が高い選手ほど良い結果が得られるものがほとんどだということです。俗に言う「運動神経がいい」ということだと考えれば、分かりやすいでしょう。

参考

巧緻性 | 時事用語事典  情報・知識&オピニオン imidas – イミダス
バスケットボールのスキルテストの信頼性と妥当性 | 福岡大学機関リポジトリ