子供の足にイボができた！イボの原因と治し方・通院の目安について - cocoiro（ココイロ）

イボの治し方は？

イボは本来ウイルス感染してできるものですから、HPVそのものを退治すれば根治につながります。しかしこれにはまだ有効な方法がないため、イボと一緒にウイルスを除去するというのが一般的な治療方法です。具体的な治療法を確かめましょう。

個人開業医などでも受けられる手軽な治療方法です。綿棒に液体窒素を含ませて患部を冷凍させます。患部のウイルスはこのときに死滅します。

液体窒素はドライアイスよりも冷たいので、触れたところは局所的に凍傷になります。痛みをともなうので、子供によっては2回目以降の治療を嫌がるかもしれません。

電気焼灼も液体窒素と同様、患部をウイルスごと焼き切る治療で、電気メスを使います。専用の器具が必要になるので、対応できる病院は限られます。

局所麻酔を打って治療する場合が多いので、子供にとっては比較的負担が軽い治療法になるかもしれません。ただし、患部が大きいと傷が残ることもあります。

参考

美肌効果があると言われているハトムギから作られる漢方「ヨクイニン（薏苡仁）」を処方する方法もあります。一部の免疫を強化する、肌の代謝を促すなどの効果があると考えられています。

参考

1回の治療でイボが完治するというケースはまれなようです。液体窒素や焼却法であれば、1〜2週間経ってイボが取れない場合は再度治療することになります。また、漢方はある程度飲み続けないと効果が出ないこともあります。通院の目安は最短で1週間、複数イボがある場合はもっと長くなるつもりでいましょう。

また、一度イボが取れても、ウイルスが完全に除去できないこともあります。古いイボが治っても、次から次へと新しいものができてしまうこともあるそうです。

1つの治療法を試したとしても、あまり効果が出ないという患者もいます。その場合は別の治療法を試すため、通院期間が長くなるそうです。どのケースにも言えることですが、イボは不快ですが治らないものではありません。主治医とよく相談して、気長に治療を受けてください。