七五三や入学式・卒業式などで、着物を身につけるときに履くのが足袋(たび)です。子供が履きやすいように改良された着物用足袋や、普段使いできる足袋風の履物まで、幅広い商品をご紹介します。また、伸縮性のない伝統的な足袋はどのように選べば美しく履きこなすことができるのでしょう。足袋の選び方を解説しますので、正しく知っておきましょう。
もくじ
使うシーンに合わせて選べる子供用の足袋【全7選】
着物に合うおすすめの子供用の足袋4選
「ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典」によると、足袋は次のように定義されています。
和服用のはきもので,下駄や草履をはくため,内甲 (親指側) と外甲 (他の4本指の側) に股が分かれ,2~5枚のこはぜで留める。
(引用元:足袋 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説|コトバンク)
「こはぜ」とは、足袋のかかとをひっかけて留める金具のことで、足首の足袋の長さによってこはぜの枚数が変わります。
足袋の色には、昔決められた「原則」があるようです。
色は白無地が原則で,紺,黒は男性用,色物は女性用,子供用に多い。
(引用元:足袋 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説|コトバンク)
しかし近年は、足袋に健康効果があるとされ注目を浴びつつあります。着物を普段着に取り入れる文化もできつつあり、男性用の色柄物の足袋も販売されるようになりました。
では、子供が履く足袋にはどのようなものがあるのでしょうか。子供用足袋に注目して、使うシーンに分けてご紹介します。
参考
着物に靴下・靴・ブーツ・スニーカーってどうなの?|着物買取ガイド
足袋の履き方・洗い方|ゑびす足袋本舗
足元をおしゃれに魅せる 男の足袋|男着物の加藤商店
典型的な白足袋
典型的な無地の白足袋で、オールシーズンで使うことができます。ストレッチ素材で伸縮性があり、ソフトで優しい肌触りをしています。かかと部分に「こはぜ」がなく、足首部分がゴムでできていますから、子供に履かせやすいのが特徴です。
ワンポイントで目立たないおしゃれを楽しみたい刺繍足袋
典型的な白足袋に、ワンポイントの刺繍(しゅう)が施された白足袋です。白で足元を清潔に見せながらも、さりげないおしゃれを楽しめるとして、かわいさにこだわる女の子に人気です。
汚れが目立たない黒い足袋は男子の定番
男の子の足袋の色としては定番の、黒い足袋です。全体的に伸縮性のある素材でできているので簡単に着脱できます。裏面は白で滑り止めが付いているので安心です。
足元からのおしゃれを楽しみたい女の子におすすめの柄足袋
くっくりとした目立つ赤地に、桜の花びらが舞う様子を柄にした足袋です。かかとに「こはぜ」はなく、足首部分はゴム製。見えない部分でもしっかりとおしゃれを楽しみたい女の子に人気です。