バイオリンを始めるときの注意点
バイオリン選び
バイオリンを始めるにあたって最初にやることが、バイオリン選びです。バイオリンは子供の身長に合わせてサイズが細かく別れており、お子さんに合ったものを選ぶことで上達も早くなります。お子様の弾きやすさを重視して選びましょう。子供の成長スピードは非常に早いので、身長に合わせて買い替えていると金額的な負担が大きいと想像してしまいますが、安いものであれば1万円台のものからあるので、できる限り身長に合わせたものを使いましょう。
子供用バイオリンのサイズの目安は以下の通りです。
分数サイズ | 身長 |
16分の1 | 105cm以下 |
10分の1 | 100-110cm |
8分の1 | 110-115cm |
4分の1 | 115-125cm |
2分の1 | 125-130cm |
4分の3 | 130-145cm |
4分の4 | 145cm以上 |
https://jp.yamaha.com/products/contents/strings/ac_violins/select-child/index.html
教室選び
バイオリン教室と一口に言っても、教室ごとの内容はさまざまです。
- 大手教室か個人教室か
大手教室の場合、駅の近くや人の多いエリアに集中するため、もし親の転勤が発生した場合でも、通いやすさの面でメリットが大きいです。また、所属している先生の数も多いので、相性が合わなければ変更することも可能です。
一方個人教室は、レッスン代が大手教室と比べて安価で、振替のレッスンなども柔軟に対応してもらえる場合が多いです。実際に入ってみなければ分かりませんが、先生との相性も良い場合は子供のモチベーションにもつながります。
- グループレッスンか個人レッスンか
グループレッスンでは、他の生徒と一緒に練習をすることで、競争意識が芽生えてよく練習するようになるケースもあるそうです。教室での友達も増えるので、通うの楽しみが増えるという利点もあります。費用も個人レッスンよりも抑えられます。
一方個人レッスンは、1人ひとりのペースややり方に合わせることが可能なので、レッスンについていけなくなるという心配がありませんし、効率よく技術を向上させるために役立つ可能性が大きいです。
無理矢理続けさせない
はじめは楽しんで通っていても、段々と練習をしなくなったり、行きたくないと言い出したりすることも珍しくないでしょう。子供が嫌がっているのに、無理にやらせてバイオリンが嫌いになってしまったら元も子もありません。辞めたいという場合には「先生が嫌いなのか」「レッスンについていけないのか」「他のことに興味があるのか」などを親が把握し、子供の意思を優先させた上で判断しましょう。
まとめ:”楽しく”通うことが、子供の能力を最大限引き出す
子供の能力を引き出す上でも、バイオリンは非常に有効なものであることが間違いないでしょう。しかし、”好きこそものの上手なれ”という言葉どおり、イヤイヤやっていてはその効果は極端に小さなものになってしまいます。ポイントを踏まえた上で、お子様の将来を広げるための習い事として、ぜひ”バイオリン”を選んでみてはいかがでしょうか。