子供の習い事として人気なものの1つが「楽器」です。そのなかでも人気な楽器として「バイオリン」が挙げられます。今回は、バイオリンを習わせることのメリットや注意点、始める時期についてまとめました。
もくじ
子供にバイオリンを習わせるメリットは?
音楽の知識が身につく
バイオリンに限りませんが、楽器を弾くことで音楽に関する知識は身につきます。バイオリンを弾くためには「楽譜」を読めるようになる必要があります。また、バイオリンは自分で音を作る楽器であり「正しい音階を覚え、再現する」能力を得ることができるため、音感を得るには適した楽器といえるでしょう。
脳の発達に良い
バイオリンは、昔から英才教育に使われてきました。楽譜を認識し、脳が体の部位に指令を出し、指を動かしてバイオリンを弾くという一連の動作は、作業記憶(ワーキングメモリー)と呼ばれる能力を発達させ、脳の活性化に効果があると言われています。
また、左脳で楽譜を読み取り指を動かし、右脳で音を感じ取ることになるため、運動系の刺激とともに情緒面にも働きかける効果が期待できます。
忍耐力・集中力・感性が育てられる
バイオリンを上達させるためには、毎日の練習が欠かせません。子供が「うまくなろう」と必死に練習することは、1つの物事を継続的に行う忍耐力を身につけることに大いに役立ちます。
また自分で音を作り出す際、自分の指と感覚で音を調節したり、「間違えないように最後まで弾こう」と意識することは、集中力を上げることにつながります。
ある程度弾けるようになってくると、今度は「より良く」を子供は工夫し始め、感性や表現力が向上します。
場所をとらない
習い事として人気のピアノは大きいため、部屋のスペースをある程度占有してしまいます。一方バイオリンは、コンパクトで、保管場所にも困りません。家での練習スペースが確保できない場合には、どこでも練習できるという意味ではとても始めやすい楽器です。