1954年に設立されたセント・メリーズ・インターナショナルスクールは、WASCやCISの認定校であり、教育プログラム「国際バカロレア」を用いたカリキュラムが特色です。今回の記事では、セント・メリーズ・インターナショナルスクールの概要と入試情報をご紹介します。
もくじ
セント・メリーズ・インターナショナルスクールとは?
まずは、セント・メリーズ・インターナショナルスクールの施設や教育理念、年間の学費などを確認していきましょう。
学校施設や設備
学校は、東京都世田谷区にあり、二子玉川駅から徒歩で12分ほどのところに位置しています。小中高一貫校で、インターナショナルスクールとしては珍しい男子校でもあります。幼稚園はありませんが、5歳から入学準備を整えるためのクラスを設けているのが特徴です。
芸術活動やスポーツも盛んで、室内プールや人工芝のグラウンド、レスリングジムなど、一般的な学校では見ることができない施設を設けています。また、図書館が小、中学校、高校の生徒、児童向けにそれぞれ分かれており、学校内に2つあるのも特徴でしょう。
教職員は10ヶ国以上のメンバーで構成されており、生徒たちだけでなく先生方も多様性に富んでいることが分かります。
教育理念
同校は、教育理念を「School Motto」として掲げています。
At St. Mary’s, every child finds a place: each and every one is taken care of, listened to, loved, and motivated.
(引用元:Guiding Statements|St. Mary’s International School)
日本語で訳すと、「セント・メリーズ・インターナショナルスクールは、どの子供たちにも居場所がある。お互いを尊重し合い、相手を受け入れ、愛し、高め合える」というような意味になります。理事長のブラザー・ミシェル・ジェトラさんによると、日本語訳では適切な表現がないため、そのまま理解してほしいとのこと。そのため、ホームページに日本語訳は併記されていないのでしょう。
また、学校のミッションとして、目標に向かって成長し続けることで変化の激しい社会で成功する生涯学習者になるよう、務めるとしています。
Through this process of self-discovery and personal growth, our students become life-long learners who embrace diversity, lead by example and have the flexibility necessary for success in a world of accelerating change.
(引用元:Guiding Statements|St. Mary’s International School)
ミッション達成のために、セント・メリーズ・インターナショナルスクールは、子供たちの学び方に、以下の5つを期待を込めて示しています。
- Of Good Character(良い人格)
- Knowledgeable(知識がある)
- Globally Aware(国際的視点を持って)
- Critical and Creative Thinking(クリティカルで創造的な思考をする)
- Effective Communicators(コミュニケーションを上手に取れる)
参考
Guiding Statements|St. Mary’s International School
これらを踏まえると、生涯において良き学び手になるためのエッセンスが詰まっていることが分かるのではないでしょうか。
学費
充実した施設に、多様な教職員、高いビジョンを掲げるセント・メリーズ・インターナショナルスクールは、学費も日本の私立学校に比べると高めです。2018、19年の学費を例にご紹介します。
カテゴリー | 費用(円) |
---|---|
申請代金 | 20,000 |
入学金 | 300,000 |
学費(年間) | 2,180,000 |
ESL(English as a Second Language program) | 100,000 |
開発資金 | 500,000 |
施設使用料 | 100,000 |
スクールバス(片道) | 170,000 |
スクールバス(往復) | 300,000 |
合計(スクールバス往復利用の場合) | 3,500,000 |
(参照元:School Year 2018-19|St. Mary’s International School)
それ以外に、小学校ではiPadの購入費やカフェテリアでのランチ代金、学校保険代金がかかるそう。中学校、高校では、修学旅行代金やその他の課外授業の際に費用が発生します。