そろばんに慣れてきたらフラッシュ暗算に挑戦
フラッシュ暗算とは
読み上げ算以外で暗算の練習に向いているのは「フラッシュ暗算」です。画面にフラッシュ式(パッと表示されて消える)に表される数字を暗算で足していくというもので、大会も行われています。
フラッシュ暗算は一見、見取り算に似ていますが、数字は数秒表示されたら消えてしまいます。数字をすべて覚えておくわけにはいかないので、表示された順に暗算していく必要があります。この方法は読み上げ算と同様の手順になるので、そろばん式暗算とは相性がいいと言えます。
フラッシュ暗算はウェブサービスやアプリなどで練習することができます。読み上げ算と同じか、少し早いくらいの速度になりますので、子供がそろばんに十分慣れてから挑戦したほうが挫折せずに進めることができそうです。
フラッシュ暗算ができるサイト
フラッシュ暗算ができるサイトを検索すると、Adobe Flash Playerが必要なものが多いことが分かります。2019年現在、一部のOSでは非推奨となっているプログラムなので、Adobe Flash Playerをインストールせずに利用できるサービスをご紹介します。
香川県高松市でWebクラウドシステム制作を手掛ける三好製作所の 「フラッシュ暗算 超簡単プログラム」は、フラッシュ暗算の初級者も使えるサービスです。上級者向けには、数字の表示間隔や最大口数を変更できるオプションも付いています。
Android版アプリ
「フラッシュ暗算(記録可)」は正答率を記録しておけるので、毎日の練習でどのくらい上達しているか、していないかが分かりやすくなっています。伸び悩むときは練習方法を変えてみるなどの指標として役立ちそうです。
フラッシュ暗算(記録可)
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「フラッシュ暗算(あそんでまなぶ!シリーズ)」はランキングにも挑戦できるため、独学している子供に競争意欲を持たせるのにも向いていそうです。
フラッシュ暗算(あそんでまなぶ!シリーズ)
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iOS版アプリ
iOS版では、フラッシュ暗算協会が出している「フラッシュ暗算(公式)」の評価が高いようです。数字1桁の問題を2口、表示間隔3秒という初歩から、数字3桁15口を1.2秒間隔表示する上級者向けまで、120段階に分けたレベルでフラッシュ暗算が練習できます。
フラッシュ暗算(公式)
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参考
【2019年】フラッシュ暗算で脳トレ おすすめアプリランキングTOP10 | iPhoneアプリ – Appliv
次第に桁数を上げていこう
暗算は早くできればできるほどすごい、という印象がありますが、早さだけでなく正確さや大きい桁数が計算できることも大切です。しかし、最初から難しい問題に挑戦すると、子供の「挫折感」が大きく苦手意識を高めてしまう恐れがあります。まずは間違えにくい1桁の暗算から始め、徐々に桁数を上げていきましょう。
まとめ
そろばん式暗算は出された数字を頭から順に足していきます。桁数が違ったり、繰り上がりが面倒だったりするような数字の組み合わせでも対応しやすく、できるようになってくると算数に対するモチベーションも上がってくるでしょう。
そろばんは指を使うので、手先の器用さを発達させることも期待できそうです。楽しみながらゲーム感覚で取り組めれば、結果として学力向上にも役立つかもしれません。ぜひ親子で挑戦してみてください。
参考
読上算無料音声問題集 ~そろばん上達にご活用下さい~ | そろばんのやり方紹介サイト そろばんの教え方の参考に!
読み上げ算というものを知る そろばんやり方 | そろばん使い方
フラッシュ暗算とは | 日本フラッシュ暗算協会