【スタンフォード大学】著名な卒業生の経歴をご紹介!日本人も - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

スタンフォード大学は、アメリカ西海岸カリフォルニア州にある、人気と実力を兼ねそろえた世界トップレベルの大学です。今回の記事では、スタンフォード大学出身の著名人を9名ご紹介します。また、そのうちの2名は日本にゆかりにある人ですから、ぜひ留学や進学の際の参考にしてください。

スタンフォード大学出身の著名人

ITベンチャー企業が集まるシリコンバレーにあり、IT関係の卒業生も多いですが、それだけにとどまらず幅広い業界で活躍する著名人を輩出しているのがスタンフォード大学の特徴です。

ここでは、政財界、学者、宇宙飛行士、アスリートなど幅広い著名人を6名ピックアップしてご紹介します。

ハーバート・フーヴァーさん

アメリカ第31代大統領のハーバード・フーヴァーさんは、スタンフォード大学で地質学を専攻していました。また、在学中に妻のルイーズ・ヘンリーさんとも出会っています。

フーヴァーさんは、元大統領であることと同時に、優れた技師としても有名。大学卒業後は、オーストラリアの鉱山で鉱山技師として働きました。その後、清国(現在の中華人民共和国)でも働いています。

その後、政界に入り、ハーディング大統領やクーリッジ大統領の下で働き、商務長官を務めました。1928年の大統領選挙では、民主党のアル・スミスを大差で破り大統領に就任。しかし、就任した1929年の10月には世界恐慌が起こります。「フーヴァーモラトリアム」などの施策を打ちますが、景気は回復せず、1932年の大統領選挙でフランクリン・ルーズヴェルト元大統領に大敗を喫しました。

第二次世界大戦後は、トルーマン大統領やアイゼンハウアー大統領の下でも活躍。また、第二次世界大戦の真実を記した『Freedom Betrayed』(Hoover Institution press)では、日本への原爆投下を非難しています。

参考

Freedom Betrayed|Amazon

ラリー・ペイジさん

世界最大の検索エンジンであるGoogleをセルゲイ・ブリンさんと共同で創設したのがラリー・ペイジさんです。2018年版のフォーブスの長者番付では、12位にランクインしています。

ミシガン大学で学士を取得後にスタンフォード大学の計算機科学の博士号に進学し、そこでセルゲイ・ブリンさんと出会い親友に。大学院を修了後、1998年にGoogleを創設し、2001年になるまで共同社長を務めていました。

2001年に社長職を退いた後も、経営には参画しており、2011年から2015年まで再度社長に就任。その間に、Google+やGoogle Glassなどを形にしました。

現在は、Googleの親会社であるアルファベットのCEOに就任。テクノロジーを通してインパクトを与えるためにさまざまな投資を行っています。

ジェリー・ヤンさん

台湾生まれで、10歳のときからアメリカ合衆国で育ったジェリー・ヤンさんは、スタンフォード大学で電気工学を専攻し、修士号、博士号も取得しています。

スタンフォード大学の博士課程の時に出会ったビッド・ファイロさんとともに、Yahoo!の原型となるウェブディレクトリサービスをスタート。最初は、2人がおもしろいと思ったウェブサイトを、自分たちのウェブサイトで公開していました。それが評判になり、アクセスが集中しました。

1995年に、ベンチャーキャピタルから資金提供を受けて、Yahoo!を設立。同年、Yahoo!に興味を持ったソフトバンク創設者の孫正義さんは、ジェリー・ヤンさんに会いに行き、投資を決めて、Yahoo!JAPANを立ち上げています。

1996年にはナスダックで株式公開し、会社の規模はさらに大きいものに。2007年にはジェリー・ヤンがCEOに就任しました。しかし、Googleの台頭などもあり、業績不振に陥り、2008年にはCEOの座から降りています。2012年にはYahoo!の取締役からも退いています。

ピーター・ティールさん

電子決済サービスのはしりであるPayPalの創設者で投資家のピーター・ティールさんは、スタンフォード大学で哲学を専攻し、スタンフォードのロー・スクールを卒業しました。

その後、裁判所の法務事務官、証券弁護士、スピーチライターなどのキャリアを経て、1996年にティール・キャピタル・マネジメントを設立ますが、投資に失敗。その後、PayPalの前身のソフトウェア会社・コンフィニティを設立しました。

その後、PayPalはまたたく間に拡大していき、2002年にeBayに売却されたときの値段は15億ドルにもなっていました。ピーター・ティールさんは投資家として、FacebookやYouTube、テスラなどに投資しており、シリコンバレーでは「ドン」と呼ばれる存在になっています。

サリー・ライドさん

アメリカ初の女性宇宙飛行士で、サリーライド・サイエンス社代表のサリー・ライドさんは、スタンフォード大学で物理学を専攻し、博士号を取得しています。

1978年に博士号を取得後、NASA宇宙飛行士候補生の1人に選ばれ、1983年にはスペースシャトル・チャレンジャー号に搭乗。この瞬間に、アメリカ初の女性宇宙飛行士が誕生しました。また、翌年にもスペースシャトルに搭乗しています。

1987年にNASAを後にし、スタンフォード大学の特別研究員、カリフォルニア大学アンディエゴ校教授、カリフォルニア宇宙協会会長などを歴任しました。

2001年には、科学教育の普及を目的としたサリーライド・サイエンス社を立ち上げて、宇宙に設置されたカメラを子供たちが見れるようにしたEarthKAMなど、子供たちと宇宙、科学との懸け橋となっています。2012年に亡くなった後、オバマ大統領からアメリカ合衆国最高位の勲章である大統領自由勲章が贈られています。

タイガー・ウッズさん

言わずと知れたゴルフ界のスーパースター、タイガー・ウッズさんは、スタンフォード大学の出身。ただ、大学在学中にプロに転向したため、大学は2年で中退しています。

アマチュア時代から数々の記録を打ち立てていましたが、プロ入りした20歳のときに世界ランキング33位になっていました。21歳で史上最年少でマスターズ初優勝を飾っています。プロ入り3年で、世界ランキング1位になり、史上最年少で賞金王に輝きました。

2019年までに、ゴルフで最も権威のあるメジャー選手権で15回優勝。この優勝回数は歴代2位の記録です。メジャー選手権の4大会をすべて制覇するグランドスラムを3度達成しています。