スタンフォード大学で学んだ日本の著名人
名門スタンフォード大学で学んだ日本人も数多くいます。その中で、芸能界と経済界から1名ずつご紹介します。
アグネス・チャンさん
歌手、女優として活躍するアグネス・チャンさんは、自身のお子さんを3人ともスタンフォード大学に進学させたことでも有名ですが、ご本人もスタンフォード大学出身です。
スタンフォード大学の教育学部で博士課程を専攻し、1994年に教育博士号を取得しています。
アグネス・チャンさんは、香港生まれですが、17歳の時に「ひなしげの花」で日本で歌手デビュー。一気に人気を博し、翌年には「小さな恋の物語」でオリコンチャート1位を獲得し、日本レコード大賞新人賞も受賞します。
その後、上智大学国際学部に入学し、カナダのトロント大学に留学。社会児童心理学を専攻しました。帰国後は、歌手として芸能活動を行うだけではなく、ボランティア活動や文化活動にも取り組んでいます。
スタンフォード大学で博士号取得後は、日本ユニセフ協会大使に任命され、広島大学主催の「ペスタロッチ教育賞」を14回受賞するなど、精力的に活動しています。
数原英一郎さん
三菱鉛筆株式会社の社長である数原英一郎さんは、慶應義塾大学卒業後にスタンフォード大学大学院で修士号を取得しています。
修士号取得後、日本に帰国して三菱鉛筆に入社。入社後、群馬県の藤岡工場長や常務、副社長を経て、1987年から社長に就任しました。
1990年代後半には、シンガポール三菱鉛筆、マレーシア三菱鉛筆、スペイン三菱鉛筆、三菱鉛筆オーストラリアを設立するなど、海外に積極的に進出していきます。2000年以降は、「パワータンク」「uni アルファゲル」「ジェットストリーム」など、細分化するニーズに合ったさまざまな新商品を開発しました。
なお、数原さんの祖父、父も三菱鉛筆の社長を務めていました。