なぜ赤ちゃんは夜泣きをするのか?夜泣きの対策方法 - cocoiro(ココイロ) - Page 2

精神的に不安を感じているから

妹弟ができたり、保育園に行き始めたりすると、心理的不安から夜泣きをすることがあります。環境が変わったときは特に気を付けて、起きている間のスキンシップを増やしましょう。

夜泣きと混同されやすい赤ちゃんの様子

理由のない寝言泣き

脳は、浅い眠りのレム睡眠の際に、昼間にあった出来事をおさらいしています。そのとき、赤ちゃんは寝たまま泣く「寝言泣き」をすることがあります。眠りは浅くても覚醒はしていないので、何か要求があるから泣いているわけではありません。赤ちゃんが寝言泣きしている際にあれこれ手を出すと、赤ちゃんはかえって覚醒し、よけいに泣いてしまいます。寝ていた赤ちゃんが突然ふにゃっと軽く泣くような場合は、しばらく構わずにいると、自然とまた眠りにつくことがあります。それは、寝言泣きの可能性が大きいと言えるでしょう。

3歳以上の夜泣きは夜驚症?

夜泣きはたいてい2歳くらいまでには収まってきますが、逆に3歳以降から増えるのが夜驚症(やきょうしょう)です。寝入ってから1~2時間後に、突然恐怖の表情を浮かべて泣き叫びます。興奮して震えたり、ひどい汗をかいたりします。周囲の状況や自分の様子を認識できないため、どんなになぐさめても治まりません。しかし、しばらくすると自然に寝つきます。翌朝、子供はその時の行動を覚えていないようです。

夜驚症は幼児から思春期前の子供に見られる睡眠障害の一種です。思春期に入ると自然になくなるので、普通は治療を必要としません。ただし、頻発して心配な場合は、かかりつけの小児科医に相談するといいでしょう。

夜泣きの対策方法

夜泣き 対策

赤ちゃんが生理的に不快を感じていないかチェックする

赤ちゃんが泣いたらまず最初に確認すべきなのは、赤ちゃんが何か生理的な欲求を訴えていないかどうかです。おなかがすいていないか、おむつが汚れていないか、部屋の温度や湿度は快適か、赤ちゃんの服は暑すぎたり寒すぎたりしていないか、汗で濡れていないかなど、思いつくことを確認して、赤ちゃんが気持ち良くいられるようにしてあげましょう。大人が赤ちゃんの要求に応えてあげると、生理的な欲求が満たされるだけでなく、赤ちゃんが自分の思いを分かってもらえたと、心理的にも安心します。

だっこしてゆらゆらする・歩く

泣いている赤ちゃんを優しく抱っこし、ゆらゆらと揺らしたり歩いたりすると、赤ちゃんは泣きやみます。実は、これは哺乳類の子供すべてが持つ「輸送反応」によるものです。

哺乳類の子供は未熟なまま生まれるため、親が子供の世話をしなくてはなりません。親が子供を運ぶ際、それまで活発に動き回っていた子供も動きを止め、おとなしくしている習性があります。これは、未熟な子供が生き延びるために、親が必要なときに素早く子供を安全な場所へ移動できるよう、哺乳類の赤ちゃんに本能的に備わっている能力です。

理化学研究所では、人間の赤ちゃんの「輸送反応」を確認するため、お母さんが赤ちゃんを抱っこして、「座る・立って歩く」を30秒ごとに繰り返し、赤ちゃんの心電図を記録しました。すると、母親が歩いているときは座っているときに比べて、赤ちゃんの泣く量が10分の1、自発運動の量が5分の1に低下し、心拍数は母親が歩き始めて約3秒程度で明らかに低下しました。つまり、お母さんが抱っこして歩くと、赤ちゃんはリラックスしているということなのです。

参考

抱っこして歩くと赤ちゃんがリラックスする仕組みの一端を解明|理化学研究所

この実験の結果をうまく利用すれば、泣いている子供をすぐに落ち着かせることができます。しかし、逆を言うと、赤ちゃんを抱っこして歩き回ってあやした場合、お母さんが歩くのをやめたとたんに、赤ちゃんが再び泣きだす可能性もあります。