ユダヤ教と聞くと、ユダヤ人が信仰しているマイナーな宗教という印象を受けるかもしれません。しかし、実はユダヤ教には4千年の歴史があり、キリスト教やイスラム教の元にもなったといわれ、意義深い教えがたくさんあります。今回はユダヤ教の教えの中でも特に子供に伝えたい名言を10個、選んでまとめました。
もくじ
ユダヤ教の教えとは?
ユダヤ教は古代の中近東を起源として始まった民族宗教です。唯一神ヤハウェを神として信仰し、3部で構成される「タナハ(キリスト教における旧約聖書)」を重要な聖典に位置づけています。また、タナハの第一部「トーラ(別名:モーセの五書)」と、トーラを記したモーセの口伝「タルムード」をユダヤ教の教えとしてしています。
トーラ(モーセの五書)
旧約聖書の中の、最初にモーセによって書かれたと言われている5つの書です。「創世記」「出エジプト記」「レビ記」「民数記」「甲命記」の五部で構成されており、ユダヤ教だけでなくキリスト教やイスラム教の教えにもなっています。
タルムード
6世紀ごろ、モーセが残した律法、「口伝律法」を再集成したものをタルムードと言います。タルムードはユダヤ教徒の生活・信仰の元となっており、学校でも教えられています。ここでご紹介するユダヤの教えも、タルムードの影響を多く受けています。