【ユダヤ式教育】子供の才能を引き出すユダヤ教の教育とは?

【ユダヤ式教育】子供の才能を引き出すユダヤ教の教育法とは?

「ユダヤ人は頭がいい」、「ユダヤ人にはお金持ちが多い」そんな印象を持っている方も多いのでないでしょうか? しかし、ユダヤ人たちも生まれながらにして優秀なわけではありません。幼いころからユダヤ式の教育を受けることによって教養を高め、優秀な人材になっているのです。彼らの受けているユダヤ式教育とは、一体どのようなものなのでしょうか? 本記事でご紹介します。

ユダヤ式教育とは?

ユダヤ式教育とは?
ユダヤ式教育とは、ユダヤ教を信仰する人がユダヤ教の教えをもとにして子供たちに施している教育のことです。教育思想はユダヤ教に由来しており、実際にユダヤ教の聖典を用いて学習を進めていきます。

ユダヤ式教育の目的

ユダヤ教では教養こそが自分たちを守る唯一無二の手段だと考えています。教養を身につけることで、変化の激しい世の中においても自分や家族を守ることができると考えているからです。常に争いの中に身を置いてきた彼らは、子供たちが自分の力で自分の身を守れるようにと思い、教育に力を入れるようになりました。

ユダヤ式教育では何を学ぶの?

ユダヤ式教育では、まず「トーラ」、「タルムード」と呼ばれるユダヤ教の聖典を用いて、ユダヤ教の教えを身につけることから始めます。初めてトーラを読み始めるのは5歳ごろで、タルムードは10歳ごろから読み始めます。ユダヤ式教育では最先端のことを学ぶわけではありません。ユダヤ式教育とはあくまで土台になるものであり、高度な知識を学ぶための地盤を作る教育です。すべての知に適用できる考えや価値観を身につけ、彼らは世界に通用する力を身につけていきます。

ユダヤ式教育5つの特徴

ユダヤ式教育5つの特徴
ユダヤ式教育には大きな特徴が5つあります。これらの特徴が習慣的にできるからこそ、彼らは優秀だと言われます。それではユダヤ式教育の5つの特徴について説明します。

1. 問いを持つこと

常に問いを持つことで、彼らは世界の仕組みを学んでいきます。なぜこれはこんな形をしているのか。なぜこのようにした方が上手くいくのか。初めから正解を教わるのではなく、常になぜ? どうして? と疑問を持つことで彼らは知的好奇心を高めています。

2. 分析すること

彼らは問いを持ったら、それがなぜそうなるのか、分析をします。日常的に仮説を立てるトレーニングをすることで、彼らは初めてのことにも正解に近い仮説をきちんと立てて対処できるようになります。

3. 質問すること

彼らは自分で問いを立てて分析しますが、それでも分からないことがあります。そのようなときは、自分の力だけで解こうとせずに詳しい人のところに行って質問をします。また、ただ教えてくださいと言うのではなく、自分はこういうことに悩んでいて、もしかしたらこうなのではないかと思うがどうか? というように、しっかりと自分の意見を述べてから質問します。自分の意見を持って質問することで、教える側も相手が何でつまずいているのかが分かるため教えやすくなります。

4. 議論すること

彼らは衝突を恐れません。自分の考えを論理立てて持っているからこそ、反対意見であってもその考えが相手にも有益だと考えてきちんと伝えます。その上で相手の話にも耳を傾け、ひろく議論した上で最適な解を導きます。議論とは戦うことではなく協力することだと考えているのです。

5. 仲間を大事にすること

ユダヤ人は仲間をとても大事にします。選民思想を持っていることもあり、仲間や弱者に対して非常に協力的です。仲間が困っていれば惜しみなく協力し、自分が困っていれば仲間を頼ります。そうすることで、お互いの信頼関係が強くなっていきます。

ユダヤ式教育を受けた有名人

>ユダヤ式教育を受けた有名人
ユダヤ人の人口はとても少なく、世界の人口の約0.2%ほどです。それに対して、世界のノーベル賞受賞者がユダヤ人である割合は、約22%にのぼります。人口比率で考えると、ユダヤ人がノーベル賞を受賞する確率が非常に高いことが分かります。

アルベルト・アインシュタイン(相対性理論)

相対性理論を提唱したことで有名なアインシュタインは、ユダヤ系の家系で生まれ育ちました。幼いころからユダヤ式の教育を受け、さまざまな科学の本に触れるうちに物理の世界にのめり込んでいったそうです。彼は特別熱心なユダヤ教徒であったわけではないようですが、彼が幼いころに受けたユダヤ式の教育は少なからずその後の人生に影響しています。

ジークムント・フロイト(精神分析論)

心理学の中で重要な学問の1つとされる精神分析論、その創始者であるフロイトもユダヤ人の家庭に生まれました。他のユダヤ人に違わず優秀だったフロイトでしたが、大学時代に教授からユダヤ人は教授にはなれないと言われてしまいます。それを聞いて教授ではなく医者の道を選んだことによって生まれたのが精神分析論でした。不幸なきっかけでしたが、心理学に大きな発展をもたらした精神分析論も、ユダヤ教の存在によって生まれたものと言えるでしょう。

カール・マルクス(資本論)

資本主義経済を批判的に捉えた資本論の著者、マルクスもユダヤ人の家庭に生まれました。しかし、マルクスはユダヤ人が好きな商業・貨幣に対して疑問を持ち始め、それによって社会主義的な考えをするようになりました。お金を稼ぐことを非常に大切にするユダヤ教の教えに触れて育ったからこそ、マルクスは経済について思考を深め、資本論が生まれました。

ユダヤ式教育の本でおすすめは?

ユダヤ式教育の本でおすすめは?
ユダヤ式教育ができるようになるための一番の近道は、ユダヤ教を学ぶことです。ユダヤ教について正しく理解することにより、自然に日常生活の中でユダヤ式教育をすることができます。そこで今回は、ユダヤ教のことを初めて知った方におすすめの本を3冊厳選して用意しました。

「与える」より「引き出す」! ユダヤ式「天才」教育のレシピ

ユダヤ式教育では子供に与えるのではなく引き出すという考え方をします。そのための道具として、本書では読書を紹介しています。本を無理やり読ませるのではなく、物理的にただ与えて、読み始めるのは子供が興味を持つまで待ちます。それがその子の興味・能力を引き出すことにつながるからです。その他にも子供の能力を引き出すためにユダヤ人の家庭ではどのようなことをしているのかについても知ることができます。

ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集

ユダヤ教に改宗した日本人によって書かれた本です。ユダヤ教の教えが詰まった聖典「タルムード」の教えが分かりやすく書かれています。ユダヤ人はなぜ成功できるのか、ユダヤ人はなぜ幸福を感じているのかなど、教育だけでなく自分の人生観においても有益に感じられる内容になっています。

ユダヤ 知的創造のルーツ~超一流を育てる不屈の精神+究極の習慣

革新的なイノベーションを起こす人のなかには、ユダヤ人が多くいます。映画界で多くの名作を残したスティーブン・スピルバーグ、『嫌われる勇気』で話題になったアドラー心理学の提唱者アルフレッド・アドラーもユダヤ人です。革新的な発想を思いつく彼らの精神はどのようにして生まれるのか、またどのような習慣を持っているのかについて、書かれています。

まとめ

まとめ
ユダヤ式教育はユダヤ人だけでなく我々日本人にとっても学ぶことの多い教育法です。ただ子供にやらせるのではなく、子供の興味・能力を引き出すことも大切です。基本的には日本式の教育をしつつ、ユダヤ式教育のいい部分だけ部分的に取り入れてみるなど、ご家庭にあったやり方でユダヤ式教育を取り入れてみてはいかがでしょうか?

この記事をかいた人

cocoiro編集部

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