ピアノ初心者におすすめの練習曲は?教則本から人気のメジャー曲まで

ピアノを習い始めてある程度上達してくると、レッスンで取り組んでいる曲だけでなく、いろいろな曲に挑戦したくなってきます。初心者がチャレンジしやすい練習曲には、どんなものがあるのでしょうか? 普段使っている教則本の中にも、人気の高い曲がたくさん。手が届かないと思っていたピアノの名曲にもよく耳にするポップス曲にも、初心者の弾けるものが多々あります。それら初心者におすすめの練習曲を、ピックアップしました。

ピアノ曲の難易度を把握しよう

ピアノ曲の難易度は、どこで判断したらいいのでしょうか。まずは、教則本や主要な楽譜出版社が使っている難易度のレベル分けを把握してみましょう。

メジャーな教則本の特徴と難易度

実はピアノ教則本の難易度や、進め方の順番は、共通の基準、ルールがあるわけではありません。教則本やメソッドの作曲者にしても、国も時代も音楽史上の区分も違いますし、生徒の興味や上達の度合い、身につけてほしい技術などを考慮して先生が選んでいるのが現状です。

日本で使われている教則本とその順番は、以下のようなものが一般的です。

①バイエル教則本 → ツェルニー100番・ブルクミュラー25番 → ツェルニー30番

②メトードローズ教則本 → ピアノの練習ABC → ル・クーペのラジリテ→ ツェルニー30番

バイエルとメトードローズは、ともに初歩から初級学習者のための教則本ですが、バイエルがドイツの古典からロマン期に作られたやや単調な練習曲であるのに対し、メトードローズはフランスでよく使われた教則本で、フランス童謡なども取り入れたメロディアスな曲が多い特徴があります。

ツェルニー30番は、中級レベルにある練習者が、ピアノの基本技術の確実な習得と練習のために使用する教則本です。ツェルニー100番やピアノの練習ABC、ル・クーペのラジリテなどは、初級から中級への橋渡しをしてくれる教則本だと考えていいでしょう。ブルクミュラー25番の練習曲は曲想が豊かで、テクニックを磨くタイプの練習曲というより、初級者向けのピアノ小品集のような性格です。

教則本から見る技術レベルは、ツェルニー30番に入る前くらいが初心者、初級者だと考えてよさそうです。

参考

難易度表|丹羽ピアノ教室
楽曲と教材~ピアノ教則本と練習曲の系統について|Piano lesson hint

楽譜出版社「全音」「音楽之友社」が使用する難易度

日本の主要な楽譜出版社が、全音楽譜出版社と音楽之友社。多くのピアノ曲の楽譜を出版しています。2社のピアノ楽譜は難易度別に分類されており、全音は6段階、音楽之友社は15段階で区分しています。初級レベルは全音では第1課程と第2課程の2つの難易度、音楽之友社ではE1~E5の5つの難易度で表示されます。

初級者が弾く曲を選ぶ際は、これらの難易度表示が目安となります。出版社によって難易度の判断は異なりますし、弾く人によっても曲の弾きやすさや弾きづらさは違いますから、難易度表を参考に、弾きたい曲があったらまずはチャレンジしてみるといいでしょう。

参考

楽曲と教材~楽譜の難易度表について|Piano lesson hint

おすすめ練習曲:教則本からピックアップ!

ピアノ 練習曲

では、おすすめの練習曲をご紹介します。まずはよく使われている教則本から、人気の高い曲をピックアップします。

「バイエル」の人気曲

「バイエルは何番が好きですか?」というネット上のトピックスを参考に、3曲を選んでみました。

■60番

(出典:バイエルピアノ教則本 60番|千葉市美浜区マーチ音楽教室, Youtube)

60番は物悲しい美しさが印象的な曲です。イ短調からハ長調へと展開し、またイ短調に戻る構成の曲。単純な旋律の中の哀愁が、聴く人の心も弾く人の心も惹きつけます。

■66番

(出典:バイエルピアノ教則本 66番|千葉市美浜区マーチ音楽教室, Youtube)

66番もまた有名で、人気の高い曲です。ハ長調の伸びやかな明るさが心地良い曲。気持ち良く弾くことができるでしょう。