子供の学校行事の一つに、「遠足」があります。遠足は学校の外へ仲間と一緒に出かける機会ですから、楽しみにしている子供も多いのではないでしょうか。そんな遠足の思い出を残すためにおすすめなのが、遠足のしおりです。学校から支給される場合もありますが、自分たちで遠足のしおりを作るという場合は、工夫をこらしたしおりを作ることをおすすめします。今回は遠足のしおりの作り方をご紹介します。
もくじ
遠足のしおりの項目は?
学校行事である遠足は、子供たちが楽しみにしているイベントの一つです。子供は楽しさを追求しますが、遠足のしおりを作れば、楽しむだけでなく遠足の意味について改めて確認することもできます。それでは、まずは学校側がしおりを作る際の項目について、その意味と一緒にご紹介します。
遠足の目的
遠足のしおりでは、「遠足の目的」を定めます。学校側で考えた目標や、クラスごとの目標を書く場合もありますし、それとは別に個人の目標を書くというケースもあるでしょう。遠足の目的や目標について考えさせれば子供たちが遠足の意味を理解し、目標を達成するための意識付けをさせる効果が出てきます。
子供にとっても、遠足に行く前に遠足の目標について確認することはいいこと。遠足当日を有意義に過ごすことができるでしょう。また、遠足が終わった後も、しおりを確認すると、目標に対して自分がどんな行動ができたか、振り返ることができます。
遠足の日程表と場所
遠足のしおりには、必ず日程や場所の記載があります。一つの場所に全員で行くこともあれば、グループに分かれてそれぞれ別の場所を訪れるということもあるでしょう。そこで必要なのが、遠足の日程表です。日程表では、集合時間から解散するまでの全予定を記載します。自分たちが予定通りに行動できているか、しおりを見て確認できます。
あらかじめ予定を組むことで、遠足を通して集団生活における時間の大切さを学ぶことができます。また、解散する時間をはっきりとしおりに書いて、通常の下校時間との違いを保護者に知らせるという意味合いもあります。
遠足に行くメンバー
遠足に行くメンバーの項目では、例えば同じグループのメンバーの名前や、同じクラスの仲間全員の名前を記載することもあるでしょう。また、遠足では公共交通機関で移動することもあるため、バスなどの座席表を記載したり、グループのリーダーや役割分担が決まっている場合は、遠足のしおりに担当の子供の名前を書く場合もあります。
遠足の持ち物リスト
遠足のしおりで最も重要な項目が、持ち物リストです。大人の旅行で使うようなしおりとは違い、子供の遠足の場合は持ち物リストも細かく記載するのがポイントです。例えば、主な遠足の持ち物としては、リュックサック、弁当、水筒、レジャーシート、ゴミ袋、お菓子、ポケットティッシュ、ハンカチ、雨具などが挙げられます。
しかし、場合によっては水筒の中身に決まりがあったり、お菓子の中身や金額に制限を設けている場合もあります。学校によってルールが異なりますので、遠足の持ち物を確認できるようにチェックリストにし、「レ点」を設けるのがいいでしょう。
遠足の注意事項
遠足のしおりでは、服装に関する記載も大切です。帽子や靴の種類や、服は汚れてもいいものを用意するかどうかなど、遠足の目的や目的地に合った服装について、あらかじめ明記するのがいいでしょう。また、以下のように遠足での約束ごとなども記載する場合もあります。
6,約束
- 朝食は、きちんととって登校する。
- バスの窓から,顔や手を出さないようにする。
- 気分が悪くなったら,先生に連絡する。
- 学年のルールを守り,自分勝手な行動はしない。
- トイレには複数で行くようにする。
- 施設を正しく使用し,他の利用客に迷惑をかけない。
- 見学の時は,さわいだり大声を出したりしない。
- 先生の目の届く範囲で行動する。
- みんなで仲良く過ごす。
(引用元:遠足のしおり|宇栄原小学校5年生)
遠足を楽しく快適に過ごすためにも、マナーやルールについて、あらかじめしおりに記載するのが効果的といえるでしょう。
イラストや日記を書く欄も
遠足のしおりが文字だらけになってしまうと、逆に読みにくかったり、見づらい場合もあります。イラストを書いたり、外出先で絵や日記を書く欄などを作るなど、しおりを開くのが楽しいと子供に思わせるような工夫を施すのもおすすめです。
特に、メモ欄などはしおりの後ろのページなどに作るようにすると、遠足で起こったことをすぐにメモすることができます。遠足の思い出を忘れないためにも、しおりを有効的に使うようにしましょう。