2歳児に三輪車を買う前に知って欲しい3つのこと
1.「こぐ」のは練習が必要
一般的に、自転車よりも三輪車は乗るのが難しいと言われています。
自転車のペダルは、サドルの真下にあるため「足を下に踏み込む」動きで進むため、力が入りやすい仕組みになっています。対して、三輪車のペタルは前輪についているため「足を前に蹴りだす」動きで進むことになります。体幹の筋肉が弱い幼児にとって、前に蹴りだす動きは難しいため、自分の体重を支えながらペダルを回すことが上手ではありません。
また、自転車についているチェーンが三輪車にはありません。チェーンは車輪が前にだけ進む役割を果たしてくれるのですが、チェーンのない三輪車はペダルを上手く蹴りだせない場合は後進してしまいます。
よって、三輪車は買ったからすぐに乗れるという物ではなく、練習をして初めて乗ることができる幼児車なのです。
参考
三輪車の教え方!3歳の子供に乗り方を理解させる3つのステップ|ぱぱたす
2.子供本人の遊び方次第
三輪車は「乗れる玩具」です。そのため、三輪車はスピードを楽しむための乗り物であるだけでなく、物を移動したり運んだりして楽しむということも重要な役割と言えます。
そのため、子供が三輪車を乗りこなす練習をする必要を感じていない場合は、無理に練習する必要はありません。「乗れる玩具」と考えて、保護者が舵取り棒で押してやり、子供は前に進むことを楽しむだけでも充分なのです。
子供はどんぐりや石などを集める自然遊びや、砂場道具を使ったごっこ遊びが大好きなので遊びの幅を広げる三輪車の存在はかけがえのない物でしょう。
また、三輪車は子供にとって自分だけの乗り物という意識が強いため、交通ルールを学ぶ良いきっかけづくりをすることができます。2歳は会話ができるようになる年齢なので、保護者の話しかけ方次第で大きな成長を見ることができる時期でもあります。交通ルールを知ることで事故を防ぐ教育をしてみましょう。
参考
2歳で三輪車はまだ早い?オススメの三輪車の選び方や注意したいこと|teniteo
3.目的別で機能を選ぶ
三輪車を乗りこなすことを目的として購入する場合は、アクセサリー部分の少ないシンプルなデザインの三輪車を選びましょう。三輪車は3点で車体を支えているとはいえ、転倒する乗り物です。できる限り後輪幅が広く、重心が安定している三輪車を選ぶことをおすすめします。
三輪車を遊ぶ道具のひとつとして購入する場合は、収納力抜群のかごや音が鳴る機能がついている三輪車がおすすめです。見ていて楽しくなるような機能やデザイン性の高い三輪車を選びましょう。
ベビーカーの代わりに使うために購入する場合は、安全ベルトやサンシェードなどの保護機能のついた三輪車を選びましょう。舵取り棒が長く操作が軽かったり、荷物をかけられたりなど、保護者の助けとなる機能が付いている三輪車がおすすめです。