三輪車は何歳から乗れる?確認すべき機能のチェック項目とは - cocoiro(ココイロ) - Page 2

三輪車遊びの3つのメリット

赤ちゃんの発達は、あくまでも目安ですが、三輪車の購入検討の良い判断材料となるでしょう。知識として知っておくと便利です。近年は、ストライダーやへんしんライダーなど、幼児用の乗り物の種類が増えたために三輪車を購入しない家庭が多くなりました。

【赤ちゃんの発達の目安】

(参照元:子育て支援ネットワークすまいるサポート通信第5号(平成26年9月1日)|福井市

しかし、三輪車は子供の成長に良い影響を与える乗り物玩具です。そこで、三輪車遊びの3つのメリットを解説します。

1.身体バランスの発達に役立つ

一般的に、三輪車は乗るのが難しい乗り物と言われています。


(参照元:三輪車の教え方!3歳の子供に乗り方を理解させる3つのステップ|ぱぱたす)

三輪車のペダルは前輪の車輪に付いているので、前にうまく蹴りだすためには足だけの力だけでは足りません。三輪車を前進させるためには、上半身と下半身をつなぐ体の中心にある「腸腰筋」で体の軸を安定させ、全身の力を使って蹴りだす必要があります。

腸腰筋は体幹の筋肉ですので、三輪車に乗って鍛えることで姿勢が良くなる効果が期待できます。

2.考える力を養う

三輪車が前に進むということは、自分でハンドルを操作して進路を決めることになります。三輪車の幅や仕組み、可動範囲など、自分の置かれた環境を考えて判断することが自然と身に付きます。

1~3歳の幼児は徐々に自立の欲求が芽生える時期でもあるため、行動に自主性を持たせることで、自立心を育む助けとなり考える力が養われます。

参考
【子育て】三輪車って本当に必要?小児発達の観点から見た「三輪車遊び」をする意味

3.交通ルールを覚える

三輪車は子供にとって「乗り物」です。そのため、公道で三輪車を利用することで、信号などの交通ルールや乗り物の運転マナーなどを学ぶ機会となります。

1~3歳の子供は言葉の発達も見られるため、三輪車でお出かけをする時に親子で交通ルールについて話し合ってみましょう。幼児期にしっかり交通ルールを学ぶことで、少年期に自転車へ乗り換える時期の基礎作りができます。

参考
三輪車にはこんな良いことが|アイラブ三輪車

三輪車の機能チェック項目

1.手押し棒

自力で三輪車を漕げない子供のために、手押し棒がついているとお散歩に便利です。

手押し棒の使いやすさで確認しておきたいポイントは、以下の3点です。

  1. 棒の高さ。
  2. 持ち手の形状。
  3. 保護者が舵取りができるかできないか。

2.タイヤ

タイヤの素材は素材によって性能が異なります。

  1. プラスチック製:軽いけれど、振動が大きい
  2. 発砲素材やゴム製:重いけれど、振動が少ない。

その他新素材が出た場合は性能を確認しましょう。

また、タイヤの太さも車体の振動や重量に影響します。

3.ブレーキ

三輪車のブレーキは、子供がスピードを緩めるための機能ではなく、乗り降りの際のストッパーとして使用します。

4.安全ガード

三輪車の周囲をぐるりと囲むバー状の物と、簡易ベルト型の物があります。。子供が三輪車から落ちるのを防いでくれたり、公道で子供が三輪車から急に降りるのを防ぐ役割があります。

5.足置きステップ

ペダルを漕がない時に足を置いておく場所です。ステップは乗り降りする際に足をひっかけて転倒してしまう可能性がありますので、使わない場合は折り畳んでおくように注意しましょう。

6.折り畳み機能

コンパクトに折り畳めると、置き場所の省スペース化できますし、持ち運びに便利です。

7.収納かご

バスケットとも言います。外用玩具や水筒を入れるのに便利です。バスケット自体を玩具として遊ぶこともできます。

8.おもちゃ要素

音声や音がなったり、人形が動く機能です。

9.サドルの形

背もたれがある物とない物があります。また、子供の体格によっては座り心地が違うので、実際に乗って確かめてみましょう。

10.後輪の幅

後輪の幅が広いほど車体が安定します。三輪車は横転する乗り物であることに注意しましょう。

ただし、後輪幅が広いと置き場所をとるという難点があります。

11.サンシェード

子供を紫外線から守ってくれるサンシェードは近年人気です。簡易型のものから、子供をすっぽりと覆うものまであります。

12.キック機能

後輪の間についた乗れる足置きです。キック機能がついていると、三輪車を乗りこなせる4歳頃にキックボードのように使ってスピードを楽しんで遊ぶことができます。

後輪にはバスケットが付いている三輪車が多いのですが、取り外しが可能である場合があります。

13.シートベルト付き

赤ちゃんの頃から使える三輪車には肩ベルトが付いています。腰が据わったばかりの赤ちゃんだけでなく、三輪車でお昼寝してしまう幼児がずり落ちてしまうのを防ぐ役割があります。