自転車を買うまでの幼児用乗り物として長年親しまれてきた三輪車。三輪車を楽しめる適正年齢はいつなのでしょうか。三輪車を購入する時の判断基準と、購入前に確認しておきたいさまざまな機能を整理して解説します。
もくじ
三輪車の適正年齢
一般的に三輪車の適正年齢は1歳半頃と言われています。
しかし、三輪車を製造・販売しているメーカーは、三輪車の対象年齢を「1~3歳」と幅広く設定しています。三輪車には対象年齢を「0歳9カ月から」としている商品や、身長制限を「77~100cm」と記載している商品もあり、三輪車の適正年齢が明示 されていません。
ではなぜ対象年齢がはっきりしないのでしょうか。
ここで、総合医療情報サイトの「ここカラダ」から、1~6歳の子供の身体発達曲線図を見てみましょう。
(参照元:1歳から6歳の男児|ここカラダ)
(参照元:1歳から6歳の女児|ここカラダ)
上図の発達曲線はあくまでも目安ですので正常値の幅も広く、同じ年齢の子供といえども体格差があります。そのため、三輪車の購入判断は、対象年齢ではなく、子供の体格が三輪車の大きさに合っているかを実際に乗って確かめる方が良いでしょう。
また、身体的発達だけではなく、子供が三輪車に興味があるかということも大切です。三輪車は決して安くない乗り物玩具ですし、購入後の置き場所も必要なため、興味をもって遊んでほしいものです。
さらに、運動能力の発達も個人差があります。三輪車は自転車よりも漕ぐのが難しい乗り物ですので、乗る練習に保護者が付き添う必要があることは留意しておきましょう。
つまり、三輪車の適正年齢は一概に決めることはできません。三輪車の購入は、子供の体格や個性を見極めて決めましょう。