拓殖大学の著名な卒業生8人の職業や経歴をご紹介! - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

拓殖大学は、大学令によって1922年に設立された関東の私立大学です。拓殖大学の前身である台湾協会学校のころには、新渡戸稲造や後藤新平などもそれぞれ学監、学長として学校運営に携わっています。また、箱根駅伝ではモミジの色を模したオレンジのタスキが印象的です。

今回の記事では、そんな歴史ある拓殖大学出身の著名人の職業や経歴をご紹介します。

拓殖大学の著名な卒業生8人

拓殖大学出身の著名人は、芸能界で活躍するタレントや俳優、アスリート、作家、政治家など幅広い業界の方がいます。一度は名前を聞いたことがある、8名をご紹介します。

所ジョージさん

タレント、コメディアン、歌手として有名な所ジョージさんは、拓殖大学に入学しましたが、在籍中、学費未納で一度の授業も受けることなく除籍処分となりました。

その後、ミュージシャンとして「ギャンブル狂騒曲」でデビューしますが、ユニークなキャラクターが人気を集め、タレントとしての道を進み始めます。その評価の高さは、歌手デビューした1977年に、無名ながらラジオ番組「オールナイトニッポン」のメインパーソナリティに抜擢(てき)されていることからも分かります。

肩の力が抜けた雰囲気がお茶の間でも人気となり、バラエティ番組を中心に活躍の場を広げていきます。現在でも、「所さんの目がテン!」や「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」、「世界まる見え!テレビ特捜部」など多くのレギュラー番組を持っています。

また、コレクターとしても有名。自動車、Tシャツ、ライター、スニーカーなど「世田谷ベース」をはじめとする仕事場兼遊び場には、数多くのコレクションがあります。親しみやすい人柄から、芸能界でも大物と言われるタモリさんやビートたけしさん、明石家さんまさんなどとも親交が深いとされます。

綾小路きみまろさん

「中高年のアイドル」と言われる漫談家の綾小路きみまろさんは、拓殖大学商学部を卒業しました。大学在学中は、キャバレーで働いており、お客さんを前に話を披露する経験を積みます。1979年には日劇より漫談でデビューを果たします。漫談家として活動を続けていく中、CD・カセット「爆笑スーパーライブ第1集!中高年に愛を込めて…」を発表。翌年にはこのカセットで、日本ゴールドディスク大賞企画・アルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。

その後も、漫談のCD・カセットテープ・DVDアルバムや本を次々に発表し、毒舌漫談のジャンルで揺るがない地位を築きました。現在も漫談を中心に活躍しています。

森山未來さん

映画「世界の中心で、愛をさけぶ」で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した森山未來さんは、拓殖大学外国語学部に入学しました。

15歳の時から俳優活動をしていましたが、大学在学中に俳優業が忙しくなり中退しています。2003年には「WATER BOYS」のメインキャストに抜擢され、注目を集めました。その翌年には、「世界の中心で、愛を叫ぶ」で長澤まさみさんと共演し、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しました。

その後は、テレビドラマや映画で多くのヒット作品に出演。代表出演作品に「スクールデイズ」「モテキ」「危険なアネキ」などがあります。現在も、テレビドラマ、映画、舞台を中心に活躍しています。

木村政彦さん

柔道家として史上最強の呼び声も高い木村政彦さんは、拓殖大学の出身です。在学中に、学生柔道の団体戦で大将として拓殖大学を全国優勝に導きました。

1937年から、史上初の全日本選手権を3連覇を果たしました。また、第二次世界大戦で柔道から離れるしかなかった期間を含めて十数年間、無敗の記録も残しています。

ブラジルの柔術家エリオ・グレイシーと戦い一本勝ちを収めるなど活躍。後にプロレスラーに転身し、力道山のライバルとして活躍した時期もあります。